自民、国民民主両党が政策協議開始　国民「年収の壁」見直し求める

自民・国民民主両党は、きょうから経済対策をめぐる政策協議を開始しました。国民民主側は、いわゆる年収「103万円の壁」の引き上げなどを求め、来週にも両党の税調会長を交えて議論することで一致しました。

自民・国民民主両党の政策責任者はきょう午前、国会内で会談し、政府が取りまとめを目指す経済対策などについて協議しました。

国民民主側が求めている「103万円の壁」見直しなど、税制改正に関わることについては、来週にも両党の税調会長を交えて議論することも確認しました。

協議の終了後、「103万円の壁」引き上げについて自民党の小野寺政調会長は、まずは党内で協議をすると述べるにとどまりました。

自民党　小野寺五典 政調会長
「これはまだこれから我が党として協議をしてまいりますので、まだ今のところは今日は意見を聞かせていただいたということだと思います」

国民民主党の浜口政調会長は、政策協議が来週も行われることを踏まえ、より詳細な要求内容を示すと述べました。

国民民主党　浜口誠 政調会長
「来週も協議の場を持とうということになりましたので、その中でより詳細な要求内容についてはまた改めて」

国民民主党は午後、公明党とも政策協議を行い、今後、「103万円」の引き上げ幅などをめぐり議論が本格化する見通しです。