海上保安官、体格制限を撤廃=採用試験、応募者減で

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2024年11月20日 19:01  時事通信社

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海上保安官が身分を証明するために携帯する「証票」(海上保安庁提供)
 海上保安庁は20日、2025年度に行う海上保安官の採用試験から、身長と体重制限を撤廃すると発表した。これまでは船上での勤務を考慮し、男性157センチ、48キロ以上、女性150センチ、41キロ以上を選考基準としていた。人材確保に苦慮する中、門戸を広げる必要があると判断した。

 海保によると、巡視船の機関砲を遠隔操作できるようになったことや、資機材の軽量化が背景にある。

 採用試験の応募者は年々減少しており、幹部を養成する海上保安大学校(広島県呉市)では23年度試験の倍率が2.7倍(本科)、海上保安学校(京都府舞鶴市)でも2.4倍(今年10月入校)で、いずれも過去5年間で最も低かった。

 瀬口良夫長官は20日の記者会見で、「業務が複雑多様化する中、幅広い受験者層から人材を確保できるようになる」と語った。 

このニュースに関するつぶやき

  • 旧日本海軍でも徴兵検査で僅かに規定身長が足りなくてもコッソリ大目に見てもらった逸話が有ったりしたなぁ…嘆息…
    • イイネ!3
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