底上げから、攻めの年へー。第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(来年1月2、3日)で49年連続94度目の出場となる早大が14日、埼玉県内で会見した。就任3季目となる五輪2度出場の花田勝彦監督は「夏が非常に良かったので、思い切って少しレベルの高い練習をしようという選手たちにも話をしてきました」と手応えをのぞかせた。
22年6月に母校の指揮官に就き、23年は6位、直前の体調不良者で苦しんだ24年は7位。「昨年までの練習はまだチームが足並みがそろってない、力がないところもありましたので、底上げをする練習が中心だった」と振り返った上で、「(今年は)非常にいい形でできた」と説いた。
自身が学生時代、その後の飛躍につながった3年時に取り組んでいた強度の高いメニューの要素も入れながら、「現在の練習の進化してますので、そのあたりも絡めた」。故障者もほぼなく勝負の冬を過ごしており、「チームは非常に進化している」と力を込めた。
区間配置では「先頭を走る経験をさせたい」とにらむ。2区にエース山口智規(3年)、5区に前回区間6位の工藤慎作(2年)の起用は確実で、「新戦力も台頭している」とうれしい悩みを抱えながら、人選を見極めている。目標の総合3位以内へ、「往路に関しては攻めていきたい」と誓った。【阿部健吾】
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