俳優の水谷豊と寺脇康文がタッグを組むテレビ朝日系連続ドラマ『相棒 season23』より、今期 も1月1日午後9時から元日スペシャル「最後の一日」を放送することが決定した。大みそかのテレビ局を舞台に手に汗握るリアルタイムサスペンスを描く。『相棒』シリーズ初出演の高嶋政伸(※高=はしごだか)や特命係“初代・第3の男”陣川公平(原田龍二)も参戦する。
【場面写真】『相棒』元日 SPに豪華出演者が集結 2025年の元日スペシャルの物語は大みそか、陣川の買い物につきあってデパートを訪れた右京が、迷子を捜す女性と出会ったところからはじまる。その女性は国民的ニュースキャスター・桧山弘一(高嶋)の妻だった。目を離したすきに4歳のひとり娘が姿を消したと聞き、右京は捜索を手伝うが、まもなく女の子は何者かに誘拐されたことがわかる。
そのころ、桧山は自身がメインキャスターを務める、6時間生放送の年越し番組のためテレビ局に入ったばかり。桧山はかつて、反社会的組織の関連団体“ジョーカー”を番組内で批判したことから嫌がらせを受けており、誘拐もジョーカーの仕業かと思われたが、誘拐犯から桧山のもとに届いたのは、なぜか「予定どおり生放送を務めろ」という指示。しかし、生放送が進んでいくにつれ、犯人は桧山がひた隠してきた秘密をカメラの前で告白するよう要求、愛娘を人質に取られた桧山はひたすら追い詰められていく。
一方、薫は伊丹憲一(川原和久)、益子桑栄(田中隆三)とともに警察学校同期の新居を訪れていたが、その“年の瀬の同期会”が奇しくも誘拐事件に絡んでいく。ほかにも、小手鞠(森口瑤子)と美和子(鈴木砂羽)、甲斐峯秋(石坂浩二)と社美彌子(仲間由紀恵)、芹沢慶二(山中崇史)、出雲麗音(篠原ゆき子)、角田六郎(山西惇)らおなじみのメンバーそれぞれの“年内最後の一日”が複雑に交錯。生放送と同時に、刻々と事態が動いていく。
本作で『相棒』シリーズ初登場をはたした高嶋は「相棒は、長い歴史を持つ名作シリーズで、僕にとって憧れの作品。本当にうれしかったです」といい「水谷大先輩は、僕の永遠のヒーロー。寺脇先輩は、いつも明るく緊張を解きほぐしてくださる素敵なアニキのような存在」と、水谷×寺脇との共演に歓喜。このほか、藤本隆宏、高橋光臣、櫻井淳子、石丸謙二郎といった豪華ゲストも出演する。
さらに、原田演じる捜査二課刑事・陣川公平も約1年ぶりの登場をはたす。陣川は『season3』第6話(2004年12月1日放送)で誤認逮捕により左遷され、一時期、特命係に在籍した過去を持つ、特命係“初代・第3の男”として知られる人気キャラクター。
思い込みが激しく、惚れっぽい陣川は過去、事件に関係する女性に好意を寄せては特命係を巻き込んで女性の無実を証明しようと空まわりすることが多かったが、今回は彼女に贈る指輪を選ぶため右京に付き添いを頼むほど入れ込んでいる模様。そればかりか、もうすぐ子どもが生まれるのだと告げる。今回陣川が、ついに恋愛を成就させる時が来たのか。陣川の恋の行方からも目が離せない。