27日 仕事納めは日本海側で大雪 太平洋側は晴れても厳しい寒さ

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2024年12月27日 05:40  日本気象協会

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日本気象協会

27日 仕事納めは日本海側で大雪 太平洋側は晴れても厳しい寒さ

今日27日の仕事納めは、日本海側を中心に大雪や吹雪で荒れた天気となりそうです。太平洋側は晴れる所が多いですが、厳しい寒さとなるでしょう。



●冬型の気圧配置強まる 日本海側は大雪


今日27日は、日本付近は冬型の気圧配置が強まり、上空には寒気が流れ込むでしょう。北海道と東北の日本海側は雪が降る見込みです。西風が強まり、ふぶく所もあるでしょう。荒れた天気となりそうです。

特に日本海では寒気の流れ込みが強まり、朝鮮半島からの西風と沿海州からの北西風が収束して「JPCZ」(日本海寒帯気団収束帯)と呼ばれる収束帯が発生し、雪雲が発達しやすくなっています。日本海側から北陸に向かって雪雲が次々と流れ込むでしょう。北陸は、今日27日は、平地は雨や雪で、山沿いや内陸は雪となる所が多い見込みです。28日にかけて、次第に平地でも雨から雪に変わり、29日にかけて大雪となる所がありそうです。


●北陸では24時間で70センチもの雪が降る所も


27日6時から28日6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
関東甲信地方  50センチ
北陸地方    70センチ
東海・近畿地方 40センチ
中国地方    30センチ
四国地方    8センチ
九州北部地方  10センチ

その後、28日6時から29日6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
関東甲信・近畿地方 40センチ
北陸地方      70センチ
東海地方      50センチ
中国地方      30センチ
四国地方      10センチ
九州北部地方     10センチ
その後もさらに積雪が増えそうです。

27日は仕事納めで、この週末(28日〜29日)に帰省を控えている方も多いかもしれません。帰省ラッシュの移動の交通機関に影響が出る可能性があります。鉄道や飛行機などのダイヤの乱れ、また車の移動の際は、車の立ち往生などで渋滞に巻き込まれるなど、大雪による交通障害に注意・警戒が必要です。また、電線や樹木への着雪、なだれにも十分にご注意ください。


●晴れる太平洋側も厳しい寒さ


一方で、関東から九州は、太平洋側を中心におおむね晴れるでしょう。ただ、日本海側は寒気の影響で雲が多く、雨や雪が降りそうです。

日中の最高気温は昨日26日よりもグッと低くなりそうです。東京は12℃、名古屋10℃、大阪11℃と、昨日26日より3℃前後低く、この時期らしい寒さに戻るでしょう。福岡は9℃と真冬並みの予想です。さらに北よりや西よりの風が強まり、厳しい寒さになるでしょう。昨日26日とはガラッと体感が変わりますので、お出かけの際の服装にご注意ください。



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