皇居で2年ぶりとなる新年一般参賀が行われました。天皇陛下は「皆さんにとって安らかで良い年となるよう願っております」と述べられました。
記者
「2年ぶりの新年一般参賀に向かうため、会場では行列ができています」
宮殿のベランダに天皇皇后両陛下をはじめ、長女・愛子さま、上皇ご夫妻、秋篠宮ご一家らが姿を見せられると歓声があがり、陛下がおことばを述べられました。
天皇陛下
「皆さんとこうして新年を一緒に祝うことを嬉しく思います。昨年の元日に発生した能登半島地震や各地で起こった大雨の災害などにより、未だにご苦労の多い生活をされている多くの方々の身を案じています。本年が皆さんにとって安らかで良い年となるよう願っております」
去年は、能登半島地震の発生を受けて中止となった新年一般参賀。陛下はきょうのおことばでも地震や豪雨の被害を受けた能登の人々の生活を案じ、1年の平穏を願われました。
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来場者
「温かいお言葉をいただいて、1年頑張れる」
今年は入場者を1回あたり2万人と、コロナ禍前の対応に戻して実施されました。両陛下や皇族方は、午前・午後あわせて5回、6万690人の国民の祝賀に応えられました。