6日(月)仕事始めは二つ玉低気圧 近畿は広く本降りの雨 雨のあとは次第に強烈寒波

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2025年01月05日 16:47  日本気象協会

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日本気象協会

6日(月)仕事始めは二つ玉低気圧 近畿は広く本降りの雨 雨のあとは次第に強烈寒波

近畿地方では、天気が下り坂へ向かっています。6日(月)は仕事始めという方が多いかと思いますが、日中は広く本降りの雨になるでしょう。1月としては雨の量が多くなり、南部では激しい雨の恐れがあります。この雨のあと、週の後半にかけては次第に強烈な寒波が襲来する見込みです。



●6日(月) 日中は広く本降りの雨 南部で激しい雨も


6日(月)は、前線を伴った二つの低気圧(二つ玉低気圧)が日本海と四国沖を通過する見込みです。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、暖気に近い南部では大気の状態が不安定になるでしょう。

仕事始めの方も多いかと思いますが、通勤時には雨の降りだす所があり、日中は広く本降りの雨となる見込みです。和歌山県と奈良県南部では雷を伴って雨脚の強まる所があり、局地的に激しく降る恐れがあります。1月としては雨の量が多くなり、風の強まる所もありますので、外出時は大きめの傘をお持ちください。

また、雨や風の影響で、昼間でも手がかじかむような寒さの所が多くなります。防寒もしっかりと行いましょう。

※二つ玉低気圧は、日本列島を挟むように日本海と太平洋を進む低気圧のことを指します。発達しながら東進、または北東進し、しばしば荒天をもたらすという特徴があります。


●9日(木)〜10日(金) 強烈な寒波が襲来 雪のエリアは風向きが鍵


二つ玉低気圧が日本付近を通過したあと、日本付近は冬型の気圧配置に変わり、西回りで次第に強い寒気が流れ込む見込みです。今のところ、特に寒気が強まるのが、9日(木)〜10日(金)頃です。上空1,500メートル(850hPa)付近にはマイナス9℃以下の、平地でも降るものがあれば確実に雪になるレベルの強い寒気が近畿地方をすっぽりと覆うでしょう。北部や山沿いでは、雪の量が多くなる可能性があります。

近畿地方では、西風か北風かによって雪のエリアが大きく変化します。西風の時は、北部では日本海沿岸部や滋賀県の湖北、紀伊山地などが中心なのに対し、北風の時は北部の広い範囲に加え、京都市や大津市など、中部の市街地にも雪雲が流れ込みます。

5日(日)現在の予想では、9日(木)までは西風ですが、10日(金)は北風に変化するため、寒気のレベルは同じでも雪のエリアは変わる見込みです。風向きが変わるタイミングは多少前後する可能性があるため、どのエリアでいつ雪が降るかは、追って最新情報をこまめに確認してください。



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