でんぱ組.inc 16年間の活動に幕、涙と笑顔のエンディングライブ「みんなの記憶に残って」

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2025年01月05日 19:05  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

16年続いてきたストーリーのエンディングを迎えるでんぱ組.inc(撮影・鈴木正人)

アイドルグループ、でんぱ組.incが5日、千葉・幕張イベントホールで開催したエンディングライブ「でんぱ組.inc THE ENDING『宇宙を救うのはきっと、でんぱ組.inc!』」の2日目公演をもって、16年間の活動に幕を閉じた。


スクリーンに「THE ENDING」の文字が浮かび上がり、「ギラメタスでんぱスターズ」でパワフルに幕開け。ステージには約400着の過去衣装や、結成の地「秋葉原ディアステージ」のシャッターも飾られた。


思い出の品々に囲まれ、リーダー相沢梨紗は「みんな、今日は一緒に最強の、最高の、宇宙一のでんぱ組.incになろうぜー!」と笑顔。天沢璃人は「我々のすばらしい晴れ姿を、みんなとくとご覧あれ〜!」と叫び、藤咲彩音は客席に「しょげてんじゃねー! でんぱ組.incの歴史を一緒に作るんだ! いくぞー!」と呼びかけ、会場を盛りあげた。


グループは、07年にオープンしたライブ&バー「秋葉原ディアステージ」で働く、コアなオタクのメンバーを中心に結成。東京・秋葉原を中心に2010年ごろから活動を本格始動させ、目標としていた日本武道館公演も成功させた。数々のメンバーチェンジを経て精力的に活動を続け、昨年4月にグループとしての活動を25年初頭に終えることを発表した。


メンバーで唯一、グループ立ち上げ時から在籍している古川未鈴は「今日の朝起きたときから『ついにこの日か』と思いながらここに来ました。みんなにとっても私にとってもすごく特別な日になります!」と笑顔で話した。


メンバーが客席の間の通路を練り歩く場面もあり、会場のボルテージは急上昇。ファンは至近距離で、メンバーの最後の勇姿を目に焼き付けた。16年間の集大成となったラストシングル「W.W.D ENDING」歌唱前には天沢が「これまでの全てを忘れないでね! 忘れないからー!」と絶叫。「ORANGE RIUM」では客席一面がオレンジのペンライトで染まり、メンバーらは涙。古川は声を詰まらせながら号泣した。


アンコールの「秋の葉の原っぱで」終盤には7人で顔を見合わせ、ほほ笑みながらアカペラで歌唱。最後の「サクラあっぱれーしょん」では、全員で声をそろえて「せーの、ばいばーい!」と笑顔で手を振った。トロッコの上でも歌い踊り、客席に向かって紙吹雪を散らしながら会場を去った。


約3時間でメドレー含む33曲をパフォーマンスし、完全燃焼。エンドロールで古川は「16年間本当にありがとうございました。みんなの記憶にでんぱ組.incが残ってくれるとうれしいです」と伝えた。終演後も客席からの拍手は鳴りやまず、「ありがとう!」の声が響き続けた。【玉利朱音】

このニュースに関するつぶやき

  • でんでんぱっしょんしか知らんがあれは素晴らしいものです。JOYSOUNDさんのカラオケでライブ映像が視聴できるのでよく聴いています。お疲れさまでした
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