1月24日、ウイリアムズはドライバー育成プログラム『ウイリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミー』の2025年のラインアップを発表した。
ウイリアムズのドライバー・アカデミーは近年ますます力をつけており、前途有望な才能の持ち主たちを数多く迎え入れている。近年では2024年にフランコ・コラピントがF1シートを獲得しており、モータースポーツのあらゆる段階を通じてドライバーにクラス最高のサポートを提供し続けている。
今回の発表によると、今年の所属メンバーは8人で、そのなかには日本人の女性ドライバー、松井沙麗も含まれている。8人のメンバーのうち松井を含む4人は2025年もカートのレースに出場するということだ。
シングルシーターのレースに出場するのは、ルーク・ブラウニング、リア・ブロック、アレッサンドロ・ジュスティ、オレクサンドル・ボンダレフだ。
ブラウニングは2024年にFIA F3に参戦し、バーレーンとレッドブルリンクで勝利を挙げ、シーズン終盤にはFIA F2への昇格を果たした。またF1最終戦アブダビGPのフリー走行に参加し、グランプリ後に行われたタイヤテストでもFW46を走らせた。2025年はハイテックTGRからF2に参戦する。
ブロックは2024年に引き続き、女性ドライバーのみで争われるF1アカデミーにARTグランプリから参戦する。昨年ブロックはシンガポールで自己最高位となる4位に入賞した。
2024年のフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権で2勝を挙げ、表彰台を5回獲得しランキング4位で終えたジュスティは、FIA F3への昇格が決定。2025年はMPモータースポーツから参戦する。また、カートやF4で成績を残したボンダレフは、プレマからイタリアF4とUAE F4に出場する。
ウイリアムズのスポーティング・ディレクターを務めるスベン・スミーツは、次のようにコメントした。
「今年のウイリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミーのドライバーたちを発表できることに胸を踊らせており、各ドライバーの才能と将来性の高さを示せることを誇りに思う」
「アカデミーは、我々のスポーツの未来を形作るための取り組みの中心であり、コース内外で彼らのサポートを行う。2025年シーズンを通して、ドライバー全員の進歩を見守ることを楽しみにしている」
■ウイリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミー 2025年ラインアップ
ルーク・ブラウニング(イギリス、22歳):FIA F2(ハイテックGP)
リア・ブロック(アメリカ、18歳):F1アカデミー(ARTグランプリ)
アレッサンドロ・ジュスティ(フランス、18歳):FIA F3(MPモータースポーツ)
オレクサンドル・ボンダレフ(ウクライナ、15歳):イタリアF4、UAE F4(プレマ)
松井沙麗(日本、14歳):OKクラスカート
ディーン・フーゲンドーン(オランダ、12歳):OKJカート
ウィル・グリーン(イギリス、11歳):OKJカート
ルーカス・パラシオ(アメリカ、11歳):OKJ-Nカート