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8日午前11時40分ごろ、大分空港(国東市)と大分市中心部を海上ルートで結ぶ予定のホーバークラフトが訓練中、大分市側の発着場で接触事故を起こした。運航事業者の大分第一ホーバードライブによると、乗員5人にけがはなかったが、船体の一部がへこんだという。
事故は、2023年11月の訓練開始以降6度目。同社によると、3番船「Tanso」を使用して発着場に上陸する際に突風で船尾が流され、左前方部が艇庫前にあるゴム製のクッション材に接触した。接触で、船体の一部が幅約30センチにわたって約2センチへこみ、溶接部分に約2センチの亀裂が入ったという。
3隻あるホーバーのうち、1、2番船は現在検査などをしており、運航できる船がなくなったため、週末や祝日に運航してきた別府湾の周遊便は当面欠航する。
大分空港を発着するホーバーの定期便は、24年就航を目指していたが、訓練中の事故が相次ぎ、就航時期が見通せなくなっている。記者会見した同社の高橋一美運航部長は「再発防止に努める」などと述べた。【神山恵】
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