現役引退を発表した阿部浩之 [写真]=清原茂樹 湘南ベルマーレは12日、MF阿部浩之が2024シーズンをもって現役引退することを発表した。
1989年7月5日生まれで現在35歳の阿部は中盤の攻撃的ポジションを主戦場とするプレーヤー。大阪桐蔭高校や関西学院大学を経て、2012年にガンバ大阪へ入団しプロキャリアをスタートさせた。在籍した5年間で公式戦通算188試合出場31ゴール26アシストという成績を残し、2014年の国内3冠を含む複数のタイトル獲得に貢献すると、その後は川崎フロンターレと名古屋グランパスでも主力として活躍。2022年夏に湘南へ活躍の場を移した。
レンタル期間も含めて約2年半在籍した湘南では、公式戦通算77試合に出場し8ゴール7アシストをマーク。現役最後のシーズンとなった昨年は、明治安田J1リーグで25試合出場3ゴール2アシスト、JリーグYBCルヴァンカップと天皇杯で1試合出場という成績を残した。2017年12月には日本代表デビューを飾り、国際Aマッチ通算3試合に出場した経験もある。
スパイクを脱ぐこととなった阿部は湘南のクラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。
「この度、2024シーズンをもって引退することにしました。ガンバ大阪、川崎フロンターレ、名古屋グランパス、湘南ベルマーレでプレーすることができて最高なサッカー人生でした! 全てのチームで一緒に戦ったファンサポーター、フロントスタッフ、コーチングスタッフ、選手の皆さんには感謝しかないです。ありがとうございました」