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強烈な寒波が3連休にかけて長く居座るでしょう。日本海側は雪が強く、積雪が急増する恐れがあります。風も強く、吹雪く所もあるでしょう。車の立ち往生など交通障害に警戒が必要です。東海や近畿の平地でも積雪となる所があるでしょう。
●北海道〜北陸は大雪によるリスク大 関東甲信や東海も交通への影響に注意
3連休にかけて冬型の気圧配置が続き、強烈な寒波が居座るでしょう。
道路の影響予測を見ますと、北海道や東北、北陸は21日(金)にかけて影響リスクの高い状態が続く見込みです。日本海側を中心に断続的に雪が強く降り、山沿いを中心に積雪が急増するでしょう。風も強く、吹雪く所もある見込みです。道路が通行止めとなる場合があります。最新の交通情報を確認し、迂回や通行ルートの見直しも検討してください。車の立ち往生が発生する恐れがあります。不要不急の外出を避けることも大切です。やむを得ず運転する場合はスコップや砂などの冬用装備を車に積んでおいてください。
関東甲信は平野部では大体晴れますが、関東北部の山間部や長野県では雪が降り、影響を受ける道路があるでしょう。19日(水)は影響リスクが大きくなっています。積雪や路面の凍結に注意が必要です。
東海は岐阜県や三重県で大雪となる所があるでしょう。20日(木)にかけて影響リスクが高くなります。18日(火)午後から19日(水)は愛知県の平地でも雪が降り、積雪となる可能性があります。普段、雪に慣れない地域で積雪となる可能性があり、注意が必要です。
●近畿や中国地方も影響大 積雪や路面の凍結に注意
近畿や中国地方も日本海側を中心に大雪となる恐れがあります。普段、雪の少ない近畿中部の平地でも大雪となり、交通機関に影響がでる可能性があります。19日(水)から20日(木)の午前中にかけて道路への影響リスクが高くなっています。21日(金)も再び影響リスクが大きくなるでしょう。車を運転する場合はスタッドレスタイヤやチェーンの装着など冬の装備をお願いします。
四国や九州も風が強く、強風の影響を受ける道路がありそうです。車は横風に流されやすくなりますのでご注意ください。
道路ごとの影響については、道路の気象影響予測も参考になさってください。(気象予測に基づく影響予測ですので、実際の規制状況は道路管理者等の発表をご確認ください。)
なお、24日(月)振替休日にかけても寒波が居座る見込みで、3連休も日本海側を中心に大雪となり、交通機関への影響が続く恐れがあります。
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●雪道運転 万が一に備えての安心グッズ
雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。
(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。
雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。
●雪道で立ち往生 一酸化炭素中毒に注意を
もしも雪道で立ち往生してしまった場合、一酸化炭素中毒に注意が必要です。
車が雪に埋まったときは、原則、エンジンを切りましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。窓を開けて換気しても、窓の開口量や風向きなどの条件によっては、一酸化炭素中毒の危険が高まることがあります。
防寒などでやむを得ずエンジンをかけるときは、マフラーが雪に埋まらないように、こまめにマフラーのまわりを除雪してください。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。
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