デルが約5年ぶりに復活させるAlienware“Area-51”の実機を見てきた GeForce RTX 5080搭載は約125万円に! “オール正社員”対応をアピールする新有償サポートも

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2025年02月19日 11:11  ITmedia PC USER

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Area-51が復活する

 デル・テクノロジーズは2月18日、プレミアムゲーミングPCブランド「Alienware」の新製品「Alienware Area-51 Gaming Desktop」および「Alienware Aurora Desktop」を国内で26日に発売すると発表した。


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 製品名にArea-51と付くハイエンドモデルは約5年ぶりの復活になるという。価格はGeForce RTX 5080搭載モデルが79万8900円から、同5090搭載モデルは124万8900円から。18日に行われた報道陣向け説明会では実機も披露した。


●最高性能を追求した「Alienware Area-51 Gaming Desktop」


 デルは法人向けPCに続き、個人向けPCのブランドも再編する。「Inspiron」や「XPS」「Dell G」といったブランド名を廃止する一方で、ゲーミングは既存のAlienwareを残して一本化する。


 今後、Alienwareの中でハイエンドモデルに位置付けられる製品には、Area-51という名前が入る。今回のAlienware Area-51 Gaming Desktopもハイエンドらしく、大きなPCケースを生かした設計によって、同シリーズで最も静音性と冷却性に優れたモデルとなっている。本体サイズは約231.6(幅)×610.5(奥行き)×569(高さ)mm、重さは約34.5kgだ。


 PCケースに施された工夫による大きな特徴として、ケース内気圧が外より高くなる「正圧エアフロー」構造を採用している。特許出願中だという加圧レイアウトにより、エアフロー効率は過去の「Alienware Aurora」シリーズに比べて25%増加し、空気の流れの抵抗を最小限に抑えることで、静音性も向上するという。


 さらにユーザーの手によって交換されることが多いPCパーツに、メンテナンスのガイドビデオを見るためのWebサイトにアクセスできるQRコードを配置し、DIYをサポートする。


 基本性能としては、プロセッサに最新の「Core Ultra 7 265K/Core Ultra 9 285K」(オーバークロック対応)を採用し、グラフィックスカードは「NVIDIA GeForce RTX 5080/5090」を搭載する。今後、その他のNVIDIA GeForce RTX 50 シリーズを搭載したモデルも追加するとしている。


 メモリは最大64GB(DDR5-6400MT)、ストレージは2TB(Gen5 SSD)または4TB(Gen4 SSD)を選択できる。


 ワイヤレス機能としてWi-Fi 7とBluetooth 5.4に対応し、2.5Gbps(2.5GBASE-T)の有線LANポートも搭載している。


●ミニマルデザインの「Alienware Aurora Desktop」


 「Alienware Aurora Desktop」は、Area-51に比べて拡張性やファンの構成を控えめにすることで、コストパフォーマンスを高めたモデルだ。


 本体サイズは約197(幅)×458.4(奥行き)×418(高さ)mm、重さは約15.374kgとなっている。


 プロセッサにはこちらも最新の「Core Ultra 7 265F/Core Ultra 9 285」(オーバークロック非対応)、「Core Ultra 7 265KF/Core Ultra 9 285K」(オーバークロック対応)を採用し、グラフィックスカードは「NVIDIA GeForce RTX 4060/4060Ti/4080 SUPER/4090/5080」を選択できる。


 こちらもその他のNVIDIA GeForce RTX 50 シリーズを搭載したモデルを今後追加するという。


 メモリは最大64GB(DDR5 6400MT/s)、ストレージは最大8TB(Gen4 SSD)を選択できる。Area-51と同様にワイヤレス機能はWi-Fi 7とBluetooth 5.4に対応し、2.5Gbps(2.5GBASE-T)の有線LANポートを搭載している。


 GeForce RTX 5080搭載モデルが61万5000円から、同4060搭載モデルは28万3900円からとなっている。


●ゲーミングに特化した新・有償サポート「Alienware Elite Care」


 Alienwareブランドの製品に付与できる有償サポートとして「Alienware Elite Care」を新たに用意した。標準で1年間のサポート「12カ月 Alienware Care」が付属するが、この有償サポートを選択すると、ゲームに精通したAlienwareのエキスパートが、ゲームのインストールや設定の最適化、ゲームの動作に関するアドバイスなど、高度なサポートを受けられるというユニークなものだ。


 これらは宮崎県にあるデル・テクノロジーズのカスタマーセンターが対応するが、いずれも正社員による高品質なカスタマーサポートが売りになるという。


 これまで、ユーザーから寄せられた個別のゲームの設定のような細かな相談はベストエフォート(できる限りの範囲内)で対応していたが、Alienware Elite Careでは、そうした細かなサポートも正式なサービスとして提供することで、PCに詳しくないコアPCゲーマーをAlienwareブランドに取り込みたい狙いがある。



このニュースに関するつぶやき

  • だいたい中の人は外注でBPOが多いとはいえ、正社員だからとか利用者からしたらどうでもよい。安くてきちんと対応してもらうだけ
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