限定公開( 16 )
防衛装備庁は2月17日、「航宙機」に関する3つの公募を開始した。航宙機について同庁は「宇宙空間で自由に機動し、いち早い目的地への到着や、航宙母艦への帰還が可能なもの」と説明。その母艦となる「航宙母艦」も併せて実現するための研究プログラムに取り組むという。
また公募の1つである「航宙機増速時の構造解析」には「短時間での展開が可能であり、スペースデブリや衛星破壊兵器からの防護、観測、通信衛星の保管等を行えることを目標に、高速に機動する航宙機の実現を目指す」との記載も確認できる。
構造解析の他にも「航宙機及び航宙母艦の概念検討」「航宙機の高機動化のための姿勢制御・推進機に関する調査検討」の2つについても、契約者を公募している。応募資格には「宇宙機器」や「宇宙用電源システム」の設計・製造に関する知識や技術を持つことなどを挙げている。
今回の公募はいずれも防衛装備庁の「防衛イノベーション科学技術研究所」が作成している。同研究所は2024年10月に創設。軍事技術の研究や開発をする米国家機関・DARPA(国防高等研究計画局)などを参考に研究に取り組むことで「将来の戦い方を大きく変える革新的な機能・装備につなげる」とうたっている。
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 ITmedia Inc. All rights reserved. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。