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生理・PMSの共有アプリの「ケアミー」を運営するヘルスアンドライツはこのほど、パートナーのいる男性に向けて実施した「生理に関する意識調査」の結果を発表しました。
近年、学校教育や企業研修、メディア、SNSを通じて、生理に関する男性の理解が進んでいます。本調査では、SNSで生理に関する情報に触れることが、男性の意識や行動にどのような影響を与えているのかを検証。
結果として、SNSでの情報接触が男性の生理やPMSへの理解を深め、パートナーへのサポート意識や行動変容を促していることが明らかになりました。
■7割の男性がSNSで生理情報を目にしている
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まず、SNSで生理やPMSに関する投稿を見た経験があるか聞いたところ、合わせて7割が見た経験があることが分かりました。かつて「女性だけの問題」とされタブー視されがちだった生理が、社会全体で関心を持たれるテーマへと変化していることが示唆されます。
■生理に関する情報源、最も影響力があるのはYouTube!
生理やPMSに関する情報に接触したSNSとして、最も多く挙げられたのは「YouTube」(63.8%)となり、次いで「X」(54.6%)、「Instagram」(46.3%)、「TikTok」(36.7%)が続きました。
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特にYouTubeでは、カップルが生理やPMSについてオープンに話し合う様子を発信するコンテンツが増えており、インフルエンサーの影響力が大きいことがわかります。
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■SNSで変わる男性の意識と行動
◇SNSで生理情報に触れる男性は、サポート意識が高い
「パートナーをサポートするのは当然」と考える割合は、生理やPMSに関する投稿を「頻繁に見る」男性では45.8%にのぼる一方で、「全く見たことがない」男性では18.5%にとどまりました。
「生理やPMSについて知ることは男性にも必要」と考える割合は、「頻繁に見る」男性で44.2%、「全く見たことがない」男性では25.9%となっています。
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「知識が仕事や人間関係にも役立つ」と回答した割合は、「頻繁に見る」男性で38.3%、「全く見たことがない」男性で13.3%。でした。
この結果から、SNSを通じた情報接触が男性の意識を変え、パートナーへの理解やサポート意識を高めることが分かります。
また、カップル間のコミュニケーションだけでなく、職場や日常生活での人間関係にも良い影響があると考える男性が増えることも注目すべき点です。
◇SNSが男性の行動を変える
また、行動面について見てみると、生理やPMSに関する投稿を頻繁に見る男性のうち、60.0%が「さらに詳しく調べた」、48.3%が「パートナーと生理やPMSについて話す機会が増えた」、33.3%が「生理関連の商品・サービスを提案、または一緒に購入した」、28.3%が「家事の負担軽減やデートの予定変更などパートナーの体調を考慮した行動をとった」と回答しました。
SNSで得た知識が、単なる理解にとどまらず、「会話の増加」「商品・サービスへの関心」「パートナーへの配慮行動」など、具体的なアクションにつながっています。
この調査結果から、SNSを通じた情報接触が男性の生理に対する理解を深めるだけでなく、行動の変化を促していることが明らかになりました。
■調査概要
「生理に関する意識調査」
調査対象者:パートナーのいる15〜45歳の男性450名 調査期間:2025年2月5日〜6日 調査方法:インターネット調査
(フォルサ)
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