日本チームが自動運転フォーミュラレースに挑む。Various Robotics、TGM Grand PrixとのA2RL共同参戦を発表

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2025年03月10日 12:50  AUTOSPORT web

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Abu Dhabi Autonomous Racing League(A2RL)のマシンには、全日本スーパーフォーミュラ選手権用のダラーラ製シャシー『SF23』が用いられている。
 ロボットスタートアップのVarious Roboticsは3月10日、セルブスジャパンが運営するTGM Grand Prixと共同で、自動運転フォーミュラレース『Abu Dhabi Autonomous Racing League(A2RL)』に参戦すると発表した。
 2024年にアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで第1回大会が実施されたA2RLは、全日本スーパーフォーミュラ選手権で使用されているダラーラ製シャシー『SF23』にAI(=人工知能)を搭載して行う、世界最高峰の自動運転フォーミュラレースだ。
https://youtu.be/qg_IQAG07GE
 昨年11月、スーパーフォーミュラの昨季最終大会となった鈴鹿において、デモ走行ならびにンストレーションレースも披露した同シリーズには、アメリカ、ドイツ、イタリア、中国など国際的に著名な大学・研究機関のチームが参戦し、最先端のAI・自動運転技術を競い合っている。
 そんなA2RLに、日本を代表して挑むのが昨年11月に参戦の意向を示したTGM Grand PrixとVarious Roboticsの共同チームだ。今回TGM GPとタッグを組むことをアナウンスしたVarious Roboticsは、「A2RLの舞台に日本チームが存在しなければ、日本の自動運転技術は世界の進歩に取り残されてしまう」という池田和広TGM GP代表の強い思いに共感したという。
 今後、両者の共同チームは、TGM GPが有するレース車両の挙動解析やシミュレーター技術などのノウハウを、Various RoboticsのAI・ロボティクス技術と組み合わせてA2RLでの勝利を目指すとともに、極限環境での自動運転技術を磨き、より安全な自動運転社会の実現に貢献していくとしている。また、国内の学生をチームに受け入れることで、次世代の技術者や研究者を育成することも目標のひとつに掲げられた。
 最高速度280km/hで争われる“無人”レースに挑戦する日本チームが、世界を相手にどのようなレースを見せるのか。その活躍に注目したい。
https://youtu.be/aq6RfvLdPTk

[オートスポーツweb 2025年03月10日]

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