31歳で逝去 藤井直伸追悼試合で“心はひとつ” 東レ静岡・李博「思い出は“すいかの早食い” あの笑顔は忘れない」【バレーボール】

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2025年03月15日 22:16  TBS NEWS DIG

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■バレーボール・大同生命 SV.LEAGUE 男子 東レアローズ静岡ージェイテクトSTINGS愛知(15日、このはなアリーナ)

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東レアローズ静岡がホームでジェイテクトSTINGS愛知と対戦。セットカウント2ー3(25ー22、22ー25、18―25、25−17、9ー15)で惜しくもホームゲームを勝利で飾ることは出来なかった。

東レ静岡にとって、どうしても勝ちたかった理由がある。

この一戦は2023年3月10日にがんで逝去したセッター藤井直伸さんの追悼試合だった。チケットは完売し立見席が発売され3000人を超える多くのファンがつめかけた。東レ静岡の選手は藤井選手の背番号「21」が左肩に配置された特別のユニフォームを着用。「心はひとつ」を合言葉に戦ったが、あと一歩及ばなかった。

相手のSTINGS愛知にも日本代表で関わりのある選手が多数存在。東京オリンピックで共に戦ったセッター関田誠大(31)は「追悼試合のコートに立てたのは嬉しく思う。試合前にどれくらい成長できたかを藤井さんに見せれたらと思っていたから勝ててよかった」と偲んだ。

「ふじーりー」の愛称で親しまれ、東レで藤井さんと長年コンビを組んだミドルブロッカー李博(34)は「藤井はひたすら練習していて決して満足しない選手だった。チームに対する責任感も声かけや愛情面も素晴らしく、自分の成長には欠かせない存在」とかつての相棒に改めて感謝の意を述べた。

また、藤井さんとの思い出エピソードを聞かれ「夏のバーベキューでスイカをどっちが早く食べ終わるかという勝負をした。自分は負けてしまったけどあの笑顔は忘れない」と茶目っ気のある一面も懐かしんだ。

※写真:西本圭吾選手(左)、李博選手(右)

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