陸上男子の泉谷駿介(25=住友電工)が、9月の世界選手権東京大会に向け、ドジャース大谷翔平投手ばりの「二刀流」に挑む。
19日、世界室内選手権(21〜23日、中国・南京)へ向け、成田空港から出国。110メートル障害を主戦場とするハードラーだが、同大会には走り幅跳びにエントリーしており「世界陸上は2種目に出場して、2種目でメダルをとることを目標にしている」と今後の展望を語った。
世界へ、跳ぶ。二種目への挑戦について「自分の最大限に発揮するためであったり、単純にやってみたいって気持ちがあって」と、決断理由を説明。沖縄合宿で練習を積んできたとし「いい感じ。新鮮な感じもあるし、大丈夫だと思う」とわくわく感をにじませた。
泉谷は110メートル障害で五輪に2大会連続で出場し、23年世界選手権では日本勢過去最高の5位入賞。ハードルで世界トップレベルの実力があるが、神奈川・武相高校時代には八種競技で全国高校総体(インターハイ)を優勝した実績もあり、跳躍力も陸上界では随一だ。昨年の全日本実業団選手権では走り幅跳びに出場し、日本歴代10位の8メートル14で3連覇を達成している。「やってきたものがある。できるだろうと信じて頑張っている」とうなずいた。
世界室内選手権は世界陸連(WA)の世界ランキング規則において、世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)と同等のカテゴリーに該当。世界選手権東京大会(9月)の出場権獲得にあたって、重要な競技会に位置づけられており「標準記録を目標にしている」と力強く話した。
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