【IOC会長選】日本人で初めて立候補した国際体操連盟の渡辺守成会長は落選 アジア人初ならず

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2025年03月21日 00:26  日刊スポーツ

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渡辺守成氏(2024年9月25日)

国際オリンピック委員会(IOC)の会長選が20日、ギリシャ南部のコスタナバリノで行われ、日本人で初めて立候補した国際体操連盟の渡辺守成会長(66)は当選を逃した。新会長にカースティ・コベントリー理事(41=ジンバブエ)が選ばれた。初の女性会長で、アフリカからは初選出となった。


13年から会長を務めてきたトーマス・バッハ氏(71)の任期満了を受け、会長選の史上最多となる7人の立候補者で争った。父が元IOC会長のフアンアントニオ・サマランチ・ジュニアIOC副会長(65=スペイン)や、世界陸連のセバスチャン・コー会長(68=英国)ら有力候補を相手に、渡辺氏は戦った。


初代会長のヴィケラス氏(ギリシャ)、2代目のクーベルタン男爵(フランス)から9代のバッハ氏(ドイツ)まで欧州出身が8人、米国出身が1人で、1894年にIOCが発足して以来アジア人の会長はいなかった。


渡辺氏はIOCを世界スポーツ機関(WSO=ワールド・スポーツ・オーガニゼーション)に改組することを公約に掲げ、「私的な倶楽部」から公的な国連機関を目指すことを明かしていた。


1都市開催による経費の負担を軽減するため、夏季五輪を世界5大陸の5都市で同時共催する案も提示するなど、思い切った改革に踏み切る決意を示していたが、及ばなかった。


選挙直前には「勝っても負けてもチャレンジすることが大事。今の日本にはそういうことが欠けていると思います。結果はどうあれ後世につながる一歩にもなりますから」と語っていた。

このニュースに関するつぶやき

  • 日本人の会長は今後もないだろう。5大陸5都市の共催なんてぶっ飛んだ考えが支持される訳がないわ
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