ロボットアニメ「装甲騎兵ボトムズ」のイラストを、プラモデルで再現する試みが、不思議なまでの完成度です。どうやっても2次元にしか見えないけど、正真正銘立体物。
●絵にしか見えないスコープドッグのプラモ
製作したのは、モデラーのannkoromotiさん。以前にも、「超時空要塞マクロス」のオープニングをジオラマで再現し、まるでアニメのワンカットのように見せたつわものです。
今回は「『装甲騎兵ボトムズ』パッケージアート集」(小学館)の収録イラストを、模型で再現しようと挑戦。バンダイの「HG スコープドッグ」を、イラストに似せて塗装しました。
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●決め手は漫画用のスクリーントーン!?
まずは全体をタン(淡い茶色)で塗りつぶすと、適宜黒をのせて明暗を表現。さらに、漫画のアナログ作画に使う「スクリーントーン」を表面に貼り付けて、カケアミなどの複雑な陰影まで表現しています。曲面にトーンを貼るその苦労、想像するだけで気が遠くなる……。
数々の技法により、作品は平面とまるで区別がつかないほどの仕上がりに。記事執筆時には20万回表示されており、「すばらしいイラストだと思ったら違った」「漫画の1コマかと」など、X(Twitter)に混乱をもたらしています。
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