中国海警局の船=2024年4月、沖縄県石垣市の尖閣諸島沖 沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で21日未明から日本の領海に侵入していた中国海警局の「海警」が24日夜、領海を出た。侵入時間は92時間8分で、2023年の80時間36分を上回り、12年の同諸島国有化以降で最長となった。
第11管区海上保安本部(那覇市)によると、21日午前1時56〜59分ごろ、海警2隻が南小島周辺の領海に相次いで侵入。操業中の日本漁船に接近しようとする動きを繰り返した。その後、別の2隻が領海に入り、一部が領海を出たり入ったりするなどした。24日午後10時4分ごろまでにいずれも領海を出た。