
ヤマト運輸の配達員から「送付状の住所が雨に濡れて見えないから教えて欲しい」という電話がかかってきても、詐欺だから気をつけてというポストが注目されました。
【写真】「メールアドレス様」の表示はしません(詐欺メール例)
この投稿を受けて、そのような詐欺電話がかかってきた場合の対処方法を元ヤマト運輸社員の「永遠の頭増雄志(Corint13:4-7)」(@ThomasTakeshi)さん(以下、トーマスたけしさん)がポスト。こちらも24.1万いいねと4.4万ブックマークがつく話題になりました。その対処方法とは…
記載されてる住所が読めなくてもどこの県から来た荷物かはPOSシールで分かります
「元ヤマト運輸社員から一言。先ず落ち着いて『どこの県から来た荷物ですか?』と聞きませう。記載されてる住所が掠れて読めなくてもどこの県から来た荷物なのかは(荷受けした時のPOSシールで)絶対分かります。それでも『わかりません』と言ったら『あなたどこの営業所の人ですか?』と聞いて下さい」
というものです。トーマスたけしさんは「この件に限らず、お金や情報をだまし取る手口は、まず相手の不安をあおってから、正常な判断が出来ないようにして、それからだまし取ると言う手口が多いので、今回、落ち着いて対応して欲しいな、と言う思いからつぶやきました」と話します。
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ヤマト運輸に取材したところ、こういった詐欺電話が横行していることは認識しているとのこと。担当者さんに詳しいお話を聞きました。
――配達員が住所を確認するような、電話をかけることはあるのでしょうか。
お届け先のご住所が不明の場合は、送り状の伝票番号をもとに社内システムで確認します。住所が確認できない場合は、お荷物を発送いただいたお客様に確認するのが基本です。そのため、お届け先のお客さまに住所やお名前を尋ねることはございません。
ただし、部屋番号だけが確認できないような、お届け先のお客様に聞いた方が早い場合は、お電話をする可能性もあります。
――なるほど。受け取り側に住所全てや名前を聞くようなことはないということですね。そういう電話だったら詐欺だと思ってよさそうです。ヤマト運輸を名乗った偽メールもよく受け取ります。
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当社からお客さまへお送りさせていただく「お届け予定通知」や「ご不在通知」などのメールは、「〜@kuronekoyamato.co.jp」のドメインを使用しています。
当社がお届け予定通知やご不在通知を通して金銭を要求する、クレジットカード情報を入力させる、配達に関する不備がある際にメールやSMSでご連絡する、といったことはありません。
――ドメイン確認が一番有効な気がします。送信元の表示が「ヤマト運輸」などであっても必ずメールアドレスを確認したいですね。
怪しいメールやSMSは開封せずにすぐに削除し、万が一開封した場合でもリンクにはアクセスしないようご注意ください。なお、当社でフィッシングサイトを発見・認知した場合は、速やかにサイト閉鎖の手続きをとっており、万が一お客さまがアクセスしてしまっても被害が及ばないよう対応しています。
――正式な連絡しか来ない公式アプリなどを利用すると安心かもしれませんね。
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当社の個人向け会員サービス「クロネコメンバーズ」にご登録いただいている方は、ヤマト運輸の公式アプリや公式LINEアカウントでもお届け予定通知、ご不在通知などの確認ができますので、ぜひご活用ください。
ヤマト運輸:ヤマト運輸の名前を装った「迷惑メール」が多発しています。「なりすましサイト」への誘導に十分ご注意ください
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 浩子)