
昨今のホストは、YouTubeやInstagramなどでのメディア露出が増えたこともあり、人気の職業になりつつあります。そのため、実際にホストに憧れて面接に来る男性も増えているそうです。そしてホストクラブ側の採用基準としては、ルックスの良さよりも意欲の強さを優先しているお店が多いため、例えばオタク気質なモテなさそうな男性(俗に言う「チー牛」)を受け入れることも珍しくはありません。
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なぜなら、キャバクラと違ってホストは接客以外の業務も仕事のひとつであり、雑用係としての頭数を揃えたいという思惑があるからです。だからこそ見た目がチー牛でも、人手不足なら使い捨て要因として雇用するケースもしょっちゅうなんだとか。
ただ、使い捨て要因としてのみでチー牛を採用するようなことはなく、採用されるチー牛のほとんどが「ダイヤの原石」と見込まれているケースがほとんどです。特に以下の特徴があるチー牛が面接に来たら採用される可能性は十分あるといえます。
・ぶっちゃけ、見た目が良い(整えれば悪くないレベルに限る)
・喋り方や発言がいちいちキモくない
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この2つさえ揃えば、接客業をする上でのポテンシャルがゼロとは言い難いでしょう。最低限の要素が備わるだけで今後大きく育つ可能性が考えられ、店としても門前払いをするわけにいかないのです。
また、ホストクラブには未完成なキャストを自分の手で成長させたいお客様が必ず訪れます。お世話好きの女性はわざと売れないであろう石ころを指名し、ゲーム感覚でお金を使うことに面白さを見出すのだそう。完全にスマホゲームに課金する感覚と一緒ですね。
しかし、お世話係を待っているだけでは始まりませんし、女性からキモがられるようなメンズはスタートラインにも立てません。まずは相手を不快にさせない話し方や見た目の作り方を学ぶ努力から始めるべきでしょう。
一度ドカンと売れたら大金が手に入る夜の世界。志が高いチー牛は儲けたお金で整形し、ファッションにも気を遣い、さらに上を目指すパターンが多いのです。垢抜けて接客レベルも上がれば、もうチー牛からは卒業です。
ただし、売れたらあっという間に陽キャになれる!なんてことはありません。長年チー牛側だった人間の中にはすっかり卑屈な精神が身についてしまい、攻撃的な一面を持つタイプもいます。
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この手のホストが売れて調子に乗るとお客様や一緒に働く仲間に悪態をつくようになります。そして最後には売り上げがダダ下がりになる困った事態を招きやすいとか。元チー牛の一発屋ホストは、残念ながらこちらのケースが大半です。
つまり、努力さえできればチー牛でも売れますが、「続ける」となるとまた別の話ということです。とはいっても色々なメンズが気軽に挑戦しやすくなった今のホスト業界は、希望に満ちていますよね。
今日もどこかで夢を見た青年が、ホストクラブという門を叩くのでしょう。ダイヤの原石は意外と身近なところに埋まっていると思うと、それだけで面白いと思いませんか?
◆たかなし亜妖(たかなし・あや)元セクシー女優のシナリオライター・フリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ゲーム会社のシナリオ担当をしながらライターとしての修業を積み、のちに独立。現在は企画系ライターとしてあらゆるメディアで活躍中。
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