『えんとつ町のプペル 約束の時計台』イメージビジュアル(C)CHIMNEY TOWN 西野亮廣が、製作総指揮・脚本を担当した2020年公開のオリジナルアニメーション『映画 えんとつ町のプペル』の続編『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』が、2026年春に全国公開されることが15日、発表された。2019年に発売された絵本『チックタック 約束の時計台』(にしのあきひろ著)を原案に、大幅なスケールアップをして映画化に臨む。
【写真あり】「自分の人生を賭けた大切な御報告」を予告した正装の西野亮廣
アニメーション制作は、圧倒的なクリエーションと独自の世界観で知られるSTUDIO4℃が再び担当。前作に引き続き監督を廣田裕介が務め、さらなる進化を遂げた映像表現で観客を魅了する。
今回の舞台は、前作『映画 えんとつ町のプペル』から1年後のハロウィンの日…。青空を取り戻したえんとつ町。産業も活発になった町で、ルビッチもプペルを失った喪失感から抜け出して、次の一歩を踏み出す努力を始める。プペルに出会ったハロウィンの奇跡が起きた日、ルビッチはネズミに誘われ、不思議な世界へと迷い込む。そこで繰り広げられる新たな大冒険。相棒との出会い、個性豊かな新キャラクターたちと繰り広げる数々のドラマ、ルビッチは元の世界に戻れるのか。ワクワクする冒険と感動が詰まった、壮大なエンターテインメント作品になっている。
前作では主人公ルビッチの声を芦田愛菜が担当したが、本作では新たなルビッチ役をオーディションで決定する。今回の発表を受けて、西野による主人公・ルビッチの描きおろしイラストも解禁。さらに「解禁スペシャル動画」では、西野が机に向かい、黙々と鉛筆を走らせながら、このイラストを描く貴重な制作風景も公開される。
■製作総指揮・脚本 西野亮廣 コメント全文
前作の公開から随分と時間が経ってしまいましたが、そのあいだ、僕らはずっと水面下で準備を続けてきました。ようやく皆様に、続篇の公開をお知らせできることを心から嬉しく思っています。
これから公開までの限られた時間は、「今の時代にこの物語を届ける意味」、そして「その表現が映画でなければならない理由」に真摯に向き合い、この作品に人生を賭けて取り組んでいきたいと思っています。
物語の根底にあるのは、僕自身が20代前半に体験した、“遠くへ行ってしまい、もう帰ってこなくなった友人を、ただただ待ち続けた日々”です。あの日の記憶を掘り起こしながら、この物語を書きました。
ぜひ、大切な人と一緒に、映画館でご覧いただけたら嬉しいです。
西野亮廣(キングコング)
■STUDIO4℃ 田中栄子 コメント全文
前作は「えんとつ町」という一つの町だったのでなんとかなりましたが、今回はイマジネーションの世界で、しかも2つの異世界が交錯するんです。煙で覆われたモックモクの「えんとつ町」を綺麗に描くだけでも大変なのに、新しく登場する異世界の新キャラの数は相当数あって、ダンスもあり、喧嘩もあり、歌もあり、これはやばいと思った時はもう遅かったですね。この作品の魅力に取り憑かれて、もっともっと面白くできないかと、スタッフ全員が、西野さんのマジックに夢中になっていたんです。
プペルのいない「えんとつ町のプペル」は描けないから、続篇はないと思っていましたが、西野さんの仲間を思う心の深さには驚かされました。今回の作品も西野さんの原体験が基本になっていることを知って、感動しています。スタッフの飽くなき努力の結晶と西野さんのイマジネーションの世界にぜひご期待ください。