立花孝志氏が名誉毀損の請求放棄 訴えられた元兵庫百条委員長側は憤り

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2025年04月15日 17:23  毎日新聞

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立花孝志氏が奥谷謙一兵庫県議を訴えた名誉毀損訴訟で、立花氏から提出された請求放棄書を手に記者会見する県議の代理人弁護士=東京都内で2025年4月15日午後2時36分に撮影

 政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏が15日、兵庫県議会調査特別委員会(百条委)の委員長だった奥谷謙一県議を相手に起こした名誉毀損(きそん)訴訟の請求を放棄した。訴訟は終結した。


 奥谷県議の代理人の石森雄一郎弁護士が東京都内で記者会見し、「突然うそを言ったとして裁判を起こされ、こちらが正しいことを立証しようとしたら、逃亡された」と憤った。


 県知事選に立候補した立花氏は選挙期間中の2024年11月3日、奥谷県議の自宅兼事務所前で街頭演説をした。奥谷県議は投開票日翌日の11月18日に会見し、演説名目で脅迫を受けたと主張した。立花氏は会見での説明が名誉毀損に当たるとして提訴した。


 立花氏側は25年3月に訴訟を取り下げる意向を示したが、県議側は判決で正当な評価を受けたいと応じなかった。立花氏は4月15日の第1回口頭弁論に出廷しなかった。


 石森弁護士は「奥谷県議が名誉毀損に当たる発言をしていないことは明らか。提訴は言論の萎縮にもつながりかねないものだ」と語った。


 立花氏は「奥谷氏と直接話し合いがしたいと申し出たところ、裁判を理由に応じられないと返答があったため、民事の方は判決を待たずに請求の放棄をした」とコメントした。



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