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政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏が15日、兵庫県議会調査特別委員会(百条委)の委員長だった奥谷謙一県議を相手に起こした名誉毀損(きそん)訴訟の請求を放棄した。訴訟は終結した。
奥谷県議の代理人の石森雄一郎弁護士が東京都内で記者会見し、「突然うそを言ったとして裁判を起こされ、こちらが正しいことを立証しようとしたら、逃亡された」と憤った。
県知事選に立候補した立花氏は選挙期間中の2024年11月3日、奥谷県議の自宅兼事務所前で街頭演説をした。奥谷県議は投開票日翌日の11月18日に会見し、演説名目で脅迫を受けたと主張した。立花氏は会見での説明が名誉毀損に当たるとして提訴した。
立花氏側は25年3月に訴訟を取り下げる意向を示したが、県議側は判決で正当な評価を受けたいと応じなかった。立花氏は4月15日の第1回口頭弁論に出廷しなかった。
石森弁護士は「奥谷県議が名誉毀損に当たる発言をしていないことは明らか。提訴は言論の萎縮にもつながりかねないものだ」と語った。
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立花氏は「奥谷氏と直接話し合いがしたいと申し出たところ、裁判を理由に応じられないと返答があったため、民事の方は判決を待たずに請求の放棄をした」とコメントした。
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