限定公開( 1 )
《なにがしたいん 日本に現れるなよ》
《ほんと、こういう人日本に来ないでほしい マナー守れる人しかやだ》
《もう日本に来ないで、こういったことする人、ブラックリスト作ってほしい》
最近、X上であがっている“苦情”の数々。これは、来日中の外国人配信者による“迷惑行為”に寄せられたものだ。批判を集めているのは、インスタグラムで100万人近いフォロワーを抱えるドイツ出身のインフルエンサー「Sigma Boy」(シグマボーイ)だ。
「シグマボーイは昨年夏にインスタグラムのアカウントを開設し、当初は主に欧州圏で撮影した動画を投稿していました。動画の内容は、大型の無線スピーカーを公共の広場や電車内に持ち込み、大きな音楽を鳴らすというもの。身体能力が高いようで、動画ではバク宙も披露するのがおなじみです。今年4月12日〜17日にかけて韓国・ソウルで撮影した動画をアップしていました」(テック系メディア編集者)
シグマボーイが日本での動画投稿を開始したのが4月17日。なかでも冒頭のようにXで波紋を広げているのが、17〜21日にかけて彼のインスタグラムに投稿された動画だ。
動画では、JR山手線、東京メトロ丸の内線車内で、地面から膝ほどの高さのスピーカーから大音量で音楽を流し、降り立ったホームでバク宙を披露。車内では困惑した表情を浮かべたり、急に鳴り始めた音楽に手で耳を覆う乗客や、ホームで一瞬、進路を塞がれた通行人の姿が見られた。
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シグマボーイの迷惑行為はこれだけにとどまらない。多くの人たちが行き交う代々木公園や、渋谷のスクランブル交差点のど真ん中で同じように大音量でスピーカーから音楽をかけたり周囲の人たちを巻き込んでダンスに興じたりする動画も投稿している。代々木公園では、彼を撮影しようと集まった群衆と、一般の通行人男性の肩がぶつかる瞬間が何度かあった。
なお、本誌が21日にJR東日本に対し、シグマボーイの撮影行為に関して問い合わせたところ、担当者は「(行為を)把握している」と答えたうえで、こう呼びかけた。
「『鉄道営業法』42条1項4号の規定では、係員は車内における秩序を乱す旅客を、車両外や鉄道敷地外に退去させることができると規定されております。お客さまのご迷惑となる行為や列車の運行に支障をきたすような行為はおやめください」
さらに、シグマボーイの行為に関する同社の見解を問うたところ、担当者は「お客さまに安心して、また快適にご利用いただけますよう、外国語も含めて駅や車内放送によるマナー向上の呼びかけ、社員やガードマン等による駅構内や車内の巡回に引続き努めてまいります」との方針を示したうえで、こうも答えた。
「また弊社といたしましても、お客さまに安全かつ快適にご利用いただけますよう、駅構内や車内の環境を作っていくことが必要であると考えており、その秩序を守るためにも、駅や列車をご利用いただく際には、いくつかお願いしなければならないことがあり、それがマナーであると考えております」
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