悩む男性(写真はイメージ) 内閣府は25日、孤独・孤立の実態把握に向けた2024年の全国調査の結果を公表した。孤独感が「しばしばある・常にある」と答えた人の割合は4.3%で、20代や30代で高い傾向が見られた。スマホを使用する時間が1日8時間以上と答えた人では、13.3%が「しばしば・常に」孤独を感じていたことも分かった。
調査は昨年12月、無作為抽出した全国の16歳以上の2万人を対象に、書類を郵送して実施。1万876人(54.4%)から有効回答を得た。国による調査は21年に始まり、今回が4回目。
「時々ある」「たまにある」と回答した人を加えると、4割の人が孤独を感じていた。23年の前回調査と比較すると、「しばしば・常に」孤独を感じている人の割合は0.5ポイントの低下で、ほぼ横ばいの状況だった。内閣府は結果を踏まえ、今後の対策を検討する。