【柔道】阿部一二三“体重無差別”初挑戦「ワクワク」71キロで準V伝説「古賀先生みたいに」

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2025年04月28日 17:59  日刊スポーツ

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柔道全日本選手権への意気込みを語る阿部(撮影・飯岡大暉)

29日に行われる柔道の全日本選手権(日本武道館)の記者会見が28日、都内の講道館で行われた。男子66キロ級で阿部一二三(27=パーク24)が「体重無差別」へ意気込みを口にした。


過去にも出場する権利はあったが、挑んでこなかった。昨夏、五輪で2連覇を果たし、このタイミングでの出場を決めた。「全日本選手権は特別。あの舞台で戦いたい思いがあった」と明かした。


主に重量級がしのぎを削る戦いとあって「優勝と簡単に口にはできない」と冷静。一方で「負けるつもりはない」とも口にした。


66キロ級の試合では「負けられないプレッシャーがあって、慎重になってしまう部分ある」というが、今大会は「いつもよりさらに大きい柔道で。自分の技を全力でかけに行く戦いをしたい。重量級相手に自分の技がどこまで通用するかワクワクしている」と待ちわびた。


過去には60キロ級で21年東京五輪金メダルの高藤直寿、73キロ級パリ五輪銅メダルの橋本壮市らが挑み「軽量級の選手が挑戦する姿を応援してきた」。さらに「古賀先生みたいに『軽量級でも重量級と戦えるんだぞ』と、子どもに夢を与えられるような柔道をしたい」と、90年大会で準優勝し、92年バルセロナ五輪71キロ級金メダルの古賀稔彦氏の名を口にした。


今月5日の全日本選抜体重別選手権(福岡)は左肘の負傷により準決勝を前に棄権したが、復調。「今の状態は、体の調子もすごく良い」と明かした。6月に世界選手権(ブダペスト)を控えているため「ケガせず戦い抜くことを意識したい」と誓った。初戦は81キロ級の佐藤佑治郎(山形県警)と対戦する。【飯岡大暉】

このニュースに関するつぶやき

  • そりゃあ強いだけど、「体重別」という日常では極めて特殊な状況下での「チャンプ」だから。バンタムを無双中のイノウェイがとっくに峠を過ぎたワイルダーに勝てるか?無差別とはそうゆうことや。
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