9日(金)〜10日(土)は警報級の大雨や暴風のおそれ 来週は一気に夏の暑さ

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2025年05月08日 18:20  日本気象協会

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日本気象協会

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明日9日(金)は、西から雨の範囲が広がり、西日本では警報級の暴風や大雨のおそれ。10日(土)は、関東など東日本でも警報級の大雨のおそれがあるため警戒が必要です。来週は、季節先取りの暖気が流れ込み、全国的に「10年に一度レベルのかなりの高温」に。熱中症や食品の管理などご注意下さい。

9日(金) 西日本で警報級の「暴風」や「大雨」のおそれ

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明日9日(金)は、西から低気圧や前線が近づく見込みです。低気圧や前線に向かって、梅雨並みの暖かく湿った空気が流れ込み、雨雲や雷雲が発達する見込みです。

九州は朝から雨、中国・四国は昼前後から、近畿も昼過ぎには広く雨となるでしょう。東海は夕方から雨、関東や北陸も夜は雨が降り出すでしょう。特に、夕方からは西日本の太平洋側を中心に雷を伴い、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨の降る所がありそうです。九州や四国の太平洋側、紀伊半島の南東斜面などで、総雨量が100ミリを超えるおそれがあるため警戒が必要です。

「高」と「中」2段階ある警報級の可能性のうち、大雨警報の可能性は、鹿児島県・宮崎県・佐賀県・長崎県・徳島県で「中」となっています。

また、九州北部〜山陰にかけては暴風が吹き荒れ、横殴りの大雨となるおそれがあるため警戒が必要です。
暴風警報の可能性は、長崎県・佐賀県・福岡県、山口県西部で「高」、
熊本県・大分県・山口県東部・島根県・鳥取県で「中」となっています。

今日8日(木)の内に、側溝の掃除や、ベランダなど飛ばされやすい物を片付けるなど対策をとりましょう。

10日(土) 東海や関東で警報級大雨のおそれ

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10日(土)は、活発な雨雲が東日本や北日本へ移り、東海や関東で警報級大雨のおそれがあります。大雨のピークは、東海は明け方〜朝、関東は朝〜昼前となりそうです。沿岸部を中心に、総雨量が100ミリを超え、南風も強まるでしょう。午後は、次第に雨は止む見込みです。

西日本は、10日(土)は天気が回復しますが、11日(日)は早くも次の雨雲がかかり、昼前から雨となるでしょう。東海は夕方から、関東も夜は雨となりそうです。

一方、沖縄は10日(土)〜11日(日)に、警報級の大雨のおそれがあります。梅雨入りの平年は、沖縄は5月10日頃、奄美は5月12日頃です。沖縄や奄美は、間もなく梅雨入りとなりそうです。

来週は10年に一度レベルのかなりの高温 熱中症や食品管理に注意

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今日8日(木)は西日本を中心に、最高気温25℃以上の夏日となりました。大分県日田市では28.0℃、大阪市も26.3℃まで上がりましたが、湿度が20%台まで下がりました。

今週は晴れた所でも「カラッとした暑さ」でしたが、来週は夏日・真夏日続出となり湿度もアップするため「暑さの質」が変わります。

特に、14日頃からは全国的に、この時期としては10年に一度レベルの高温になるおそれがあるとして、気象庁は今日5月8日、「高温に関する早期天候情報」を発表しました。

北海道から九州北部では5月14日頃から、九州南部や奄美地方・沖縄地方では5月15日頃から「かなりの高温」が予想されます。西日本・東日本は晴れると30℃前後まで気温が上がり、北日本でも25℃以上の夏日が続出する可能性があります。

5月から6月にかけて春の運動会シーズンですが、お弁当など食品の管理に注意が必要です。また、暑さに十分に馴染んでいない身体に負担がかかり、激しい運動で熱中症のリスクが高くなります。普段から入浴やウォーキングなどで汗をかいて、早めに暑さに慣れるようにしましょう。

「高温に関する早期天候情報」とは
その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに発表されるものです。具体的には、6日先から14日先までの期間で、5日間平均気温が「かなり高い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます。

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