
■MLB ダイヤモンドバックス 5ー3 ドジャース(日本時間9日、チェイス・フィールド)
ドジャースの山本由伸(26)が今季3敗目。敵地でのダイヤモンドバックス戦でリーグトップの5勝目を狙ったが、5回88球を投げ、6安打、4奪三振、今季ワースト5失点と不本意なマウンドに。
4回にメジャー自身初の満塁弾を浴びると、5回にもソロ本塁打を許し、この日は2被弾で試合を作れず。防御率は両リーグトップの0.90から1.80と一気に悪化。メッツの千賀滉大(防御率1.16)にリーグ首位を明け渡し、山本はリーグ暫定2位に。
大谷翔平(30)は9回2死で意地の11号ソロを放ち5打数1安打。連続試合安打は「6」に伸ばした。
山本は今季初の中5日で迎えたこの日の立ち上がり。強力打線を相手にまずはリーグ2位、11本塁打のC.キャロルを初球のストレートで二ゴロに抑えると、後続を鋭い変化球で一ゴロ、投ゴロと丁寧に打ち取り、3人で退けた。
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2回は1死でここまで10本塁打のE.スアレスを追い込んでからのスライダーで左飛に抑えると、G.モレノ、L.グリエルJr.と連打を許し一・二塁のピンチに。たが、A.トーマスをフルカウントからカーブで空振り三振に仕留めた。
3回は先頭打者にヒットを打たれたが、1番・キャロルを一ゴロ、続くマルテをスプリットで併殺打に仕留め安定した投球を続けた。
両チーム無得点で迎えた4回は先頭P.スミスにフルカウントから四球を与えると、J.ネーラーはセンターに抜けそうな当たりもM.ベッツ(32)が飛びついてナイスキャッチ。だがセカンドへの送球が乱れセーフ。さらにE.スアレスにカウント0-2と追い込んでから死球を与えてしまい、無死満塁に。
このピンチにモレノに3球目真ん中のカットボールをライトに運ばれ、0-4とリードを許した。グランドスラム被弾は自身メジャー初。モレノは今季1号をマークした。さらに5回は1死無走者の場面で2番のマルテに、モレノと同じく3球目のカットボールをライトに叩き込まれ、山本はマウンド上で呆然。0-5とリードを広げられた。
大谷の1回の第1打席は2球目のシンカーを振り抜き、打球は勢いよくセンター方向に飛んでいったが、中直に打ち取られた。以降は左飛、二ゴロ、空振り三振とチャンスを作れず。
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前日2桁得点の打線はこの日は7回まで無得点と沈黙が続いたが、8回にM.マンシー(34)、A.パヘス(24)の連続タイムリーで2対5と反撃。さらに9回2死無走者で大谷が11号ソロ本塁打をマークし、3対5と2点差としたが及ばすゲームセット。
明日10日は佐々木朗希(23)が先発マウンドに上がる。