物価対策、財政規律に配慮＝自民政調会長

　自民党の小野寺五典政調会長は１０日、福井市内で講演し、物価高対策の財源に関し、財政規律に配慮する必要があるとの認識を示した。「物価高対策の原資として国債を発行すると、円の信用が落ちて円安になる。そうするとまた物価が上がる。（国債発行による対策を）やり続ければ最後は財政破綻国家になる」と述べた。

　小野寺氏は「日本の借金は１０００兆円を超えている。これ以上増えると、円に対する不安が出てくる」とも指摘した。