《30代婚活のリアル》「素敵な男性は既婚者ばかり」仲人が教える、婚活で結果を出す6つの“極意”

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2025年05月19日 12:10  週刊女性PRIME

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※写真はイメージです

 春は、職場でもプラベートでも、新しい人間関係が生まれる季節。そんな節目の時期だからこそ、心機一転、婚活を始めるにはぴったりのタイミングです。また、何年も婚活しているのに、全く結果が出せないでいる人も、心機一転ここでやり方を見直してみてはいかがでしょうか?

 結婚相談所を運営している筆者が、時間を無駄にせずに婚活で結果を出す方法を、今回は伝授したいと思います。

34歳を越えると恋愛の景色が変わった

 結婚相手と出会う方法には、大きく分けて2つあります。

 ひとつは、日常生活の中で出会う“自然な出会い”。もうひとつは、結婚を意識して、婚活パーティや婚活居酒屋に足を運んだり、婚活アプリや結婚相談所を活用したりする“婚活の出会い”です。

 自分が生活している圏内で運命の出会いがあれば、それに越したことはありません。しかし、そうした自然の出会いに期待できるのは、独身者の多い20代の頃です。

 まさみさん(35歳、仮名)は、入会面談にやってきたときに言いました。

「27歳から31歳まで、お付き合いしていた人がいました。年齢的にも結婚を意識し始めたころ、彼の地方転勤が決まりました。私は仕事を辞めてついていく気持ちにはなれず、話し合った結果、別れることにしたんです」

 そのときは、まだ31歳。次の恋人はすぐに見つかると思っていました。ところが、まさみさんに声をかけてくるのは、既婚者やすでに恋人のいる男性ばかりでした。

 年下の男性とお付き合いをしたこともありましたが、いずれも結婚を前提とした真剣なお付き合いではなく、「少し遊びたい」「都合の良い関係でいたい」といった軽い気持ちの人ばかりだったのです。

「さらに驚いたのは、34歳を越えた頃から、周りの景色が変わったことです。もう、私が“素敵だな”と思う男性は、既婚者か私よりもうんと年下の20代の恋人がいて、別れる兆しもない人たちばかりでした」

 そんな現実を突きつけられ、まさみさんは唖然としました。婚活アプリにも登録をしてみましたが、アプリで出会う男性とは、1、2度食事をすると、連絡が来なくなり自然消滅的に関係が終わっていました。

婚活アプリと結婚相談所の出会い

 まさみさんのように、「いいお相手がいたら、結婚しよう」と思っていたのに、気づけは30代も半ばになっていたという人は多いと思います。

 そこで、確実に結婚をするために、婚活をスタートさせる人が多いのです。まさみさんも婚活アプリに登録したようですが、ここにも大きな落とし穴があります。

 婚活アプリは、“婚活”を掲げてはいるものの、実際には結婚そのものよりも、まずは気の合う異性と出会うことに重きを置いているケースが多い。気の合う相手と出会い、恋人関係に発展してから、徐々に結婚へと繋げていく。そんな流れが主流です。

 また、婚活アプリの中には無料のものもあり、身分証さえあれば誰でも気軽に登録できるという手軽さがあります。そのため、利用者の間で結婚に対する真剣度には大きな温度差が生じがちです。

 たとえば、一方は結婚を真剣に考えているのに、もう一方はそこまで深く考えておらず、相手の熱意に“圧”を感じてしまうことも。その結果、徐々に連絡が途絶え、自然と関係が消えてしまうケースも少なくありません。

 また“結婚したい”という気持ちに漬け込んで、お金を貢がせたり、高い商品を買わせたり、保険や不動産などの高い契約をさせたりするような、結婚詐欺やデート商法もはびこっています。

 確実に結婚をしたいなら、婚活をすることが近道なのですが、そのやり方を間違えると、かえって結婚が遠のいてしまうのです。

確実に結婚したいなら、相手の真剣度をチェック

 結婚相談所の場合は、身分証明書、独身証明書、収入証明書、学歴証明書(短大卒以上)、資格証明書(資格を有する職業)などの公的書類を提出しないとサイトに登録することができないので、結婚詐欺に遭うことはまずありません。

 ただし、結婚相談所での婚活において注意すべきなのは、お相手の“結婚に対する熱意”です。中には、登録しただけで満足してしまい、お見合いには応じるものの、その後の交際に対しては消極的な方もいます。

 たとえば、デートの約束をなかなか取りつけようとしなかったり、メールの返信が2日、3日と空いてしまったりするような相手とは、まずは結婚まで進むことはありません。

 つまり婚活では、対峙したお相手とのフィーリングが会うかどうかを確かめるのと同時に、“結婚に向かう本気度が同じ相手と出会うこと”がとても大切なのです。

 結婚相談所でお見合いをしてから、あっという間に成婚していく人たちというのは、毎日のようにLINEで連絡を取り合い、最低でも週に1回はリアルにお会いするデートを重ねています。

 お見合いから2か月で、成婚を決めたさとみさん(34歳、仮名)とたかしさん(34歳、仮名)は、朝会社に出かける前と帰宅後にLINEを入れ合い、夜のLINEはチャットのやり取りのように1時間近く続いていたこともあったようです。また、週の中日、水曜か木曜には、電話で話すようになり、週末は必ずデートを重ねていました。

 たかしさんは言いました。

「さとみちゃんとLINEをするようになって、味気なかった毎日が、楽しくなりました。だんだんと、“朝起きたり、夜帰ってきたりした時に、側にいてくれたらいいな”と思うようになったんです」

 さとみさんも言いました。

「私の1日の中に、たかしさんとの時間があることが、少しずつ当たり前になってきました。そして気がつけば、たかしさんがいない日常は考えられないほど、大切な存在になっていました」

結婚の極意とは

 婚活は、それまで全く別の環境で生活をし、人間関係を築いてきた2人がお見合いという形で出会い関係を築いていきます。お互いのことを知っていくためには、たくさんのコミュニケーションをとっていくしかないのですが、最終的には、こんなことをチェックしてみましょう。

短気で怒りっぽい一面はないか

 短気な性格の人は、こちらがどれだけ丁寧に接しても、ふとしたきっかけで怒りを爆発させます。そうした“発火点の低さ”は、もともとの気質なので、直りません。関係を続けるうえで大きなストレスになります。

お金の使い方が自分と合っているかどうか

 倹約家の人が、大盤振る舞いをするパートナーと結婚すると、無駄遣いが気になります。また大盤振る舞いするのが好きな人が、倹約家と暮らすと、パートナーがケチケチしていることに息苦しさを感じます。お金に対する考え方や使い方が似ている人でないと、一緒に生活していくことがストレスになります。

愚痴が多くないか

 相手に対して好意を持っている時には、愚痴を聞かされても、“私に心を許してくれている”と感じるでしょう。ところが、それが毎日の結婚生活となると、その時間がだんだんと苦痛になっていきます。愚痴の多い人は、ネガティブ思考なので、次第にその思考に気持ちが引きずり込まれてしまいます。

相手に尽くすことが好きな人ではないか

 相手から尽くされると嬉しいものですが、相手に尽くすのが好きな人は、実はその奥に“相手に必要とされたい”“自分の存在価値を感じたい”という“依存”の気持ちが潜んでいます。健全な関係を築くには、“自分の気持ち”も大切にしながら、“相手のために何かをする”というバランス感覚が大切です。尽くすことと依存は紙一重だと覚えておきましょう。

自分ルールがあって、それを基準に相手を批判する人

 自分ルールの強技ちる人は、そのルールを相手に求めるので、人間関係に摩擦が起きやすい傾向があります。結婚は“他人同士が一緒に暮らすこと”なので“違って当たり前”と思える柔軟さと、“相手の考え方を尊重できる余裕”が大事です。また、自分ルールの強い人は、支配力の強い人でもあります。

「決断」と「覚悟」のない人

お付き合いをズルズル引き伸ばす相手は、“決断できない人”です。今出せない決断は、半年後も1年後も出すことができません。また、“覚悟”がなければ、その後の人生を左右する結婚なんて、できません。

 いかがだったでしょうか? 現在の婚活を見直して、ぜひ結婚を現実のものとしてください。

鎌田れい(かまた・れい)◎婚活ライター・仲人 雑誌や書籍などでライターとして活躍していた経験から、婚活事業に興味を持つ。生涯未婚率の低下と少子化の防止をテーマに、婚活ナビ・恋愛指南・結婚相談など幅広く活躍中。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。新刊『100日で結婚』(星海社)好評発売中。公式サイト『最短結婚ナビ』 YouTube『仲人はミタチャンネル

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