
宗教を信じるのは自由だが、職場で宗教勧誘となると話は違ってくる。滋賀県の30代女性は、百貨店で働いていたときに勧誘されたことがあるという。
靴売り場を働いていたときに3〜5人のグループ客に声をかけられた。そのグループは「ある宗教団体の行事に参加した」といい、宗教団体のパンフレットを見せてきたそうだ。(文:西荻西子)
上司は“すごくいい人”だけど「宗教のことになると周りが見えなくなる」
「入らない?」と勧誘されたが、女性は断った。しかし、そのあとも勧誘を受けるようになった。
「選挙が近づくとその宗教団体が応援していると思われる候補者に投票してほしいなどと声がけを頻繁にされていました」
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仕事中にたびたび勧誘されるのは迷惑だ。クレーマーとは違うものの、業務の邪魔になっているわけで、そこははっきりと伝えたほうがいいだろう。
兵庫県の30代男性は、前職の上司がある宗教団体の信者だった。男性は上司のことを「すごくいい上司なのですが、宗教のことになると人が変わったように周りが見えなくなる人」と説明する。
あるとき、休日に突然その上司に呼び出され、宗教勧誘を受けた。断りはしたものの、選挙の投票日当日、またも呼び出された。
「選挙の日に会場まで連れて行かれ『この候補者に投票してほしい』とせがまれるようになりました。その後選挙があるごとに誘われるので距離を置くようになりました」
会場というのは投票所のことだろうか。相手は上司という立場を利用しているとも言え、悪質だ。結局、男性はこの職場を退職している。
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