フィギュアスケートのコーチや振付師として活動する樋口美穂子さん(56)が20日、愛知から新潟へと指導拠点を移すことを発表した。
樋口さんが22年春に立ち上げたLYSの公式サイトを更新。98年長野五輪(オリンピック)男子代表の田村岳斗さんが技術指導のヘッドコーチとして加わり、名古屋支部を山田梨江さんが担当するという。
かつて宇野昌磨さんらを指導してきた樋口さんは、25年4月に米国フィギュアスケート協会主催の全米合宿で特別講師を務め「私自身の視野が広がり、コーチとしての指導の可能性がまだまだあると実感し、もっと選手育成のために力を尽くしていきたいと思うようになりました」とコメント。その上で「親交のあった田村岳斗氏のスケートに対する思いなど、そこに共感する部分があり、共に指導をすることで可能性も広がり、選手達にとってもさらに良いものが提供できるのでは?と考えました」と経緯を説明した。
かつて関西を拠点に有力選手の指導にあたってきた田村さんは「日本国内のみならず、世界のフィギュアスケート選手それぞれがその国の代表になれるように、私自身も最大限に力を発揮し、皆様と共に成長してきたいと思います」と意気込みを記した。
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