阪神・中野拓夢 (C)Kyodo News○ 阪神 4 − 0 巨人 ●
<10回戦・甲子園>
MBSラジオ制作でニッポン放送でも放送された『阪神−巨人戦』で解説を務めた金村義明氏が、阪神・中野拓夢について言及した。
『2番・セカンド』でスタメン出場した中野は、0−0の初回一死走者なしの第1打席、巨人先発・戸郷翔征に対し2球で追い込まれるも、3球目のストレートをレフトライン際に落とした。
金村氏は「当たってますね。今もインサイドいっぱいくらいのボールなんですよ。詰まりながら、おっつけてレフト線でしょう。今年打撃改造して、バットの出がものすごくスムーズになっていますから、ヒットコースに飛びますよね」と解説。
中野は3−0の2回二死一塁の第2打席、戸郷が1ボール1ストライクから投じた3球目のスライダーをライト前への安打。これで中野は2試合連続複数安打となった。金村氏は「状態がいいですね。最短距離でバットが出ていますね」と評価した。
中野は第3打席、犠打を決めると、3−0の7回一死二、三塁の第4打席は四球を選ぶ。金村氏は「今の見逃しも良いですよね、フォークボールなんですけど余裕を感じますよね」と話した。
今季、打撃好調の中野について金村氏は「去年スランプになったのは上段に構えすぎていて、バックスイングでヘッドが遠回りしていた。最短距離でポイントまで出ますから。インサイドでもちょっと振り遅れたらレフトのヒットゾーンに飛ぶ。バットの出、角度が良いから、ヒットならいつでも打てるみたいな状態じゃないですかね」と分析。
中野は23年に最多安打のタイトルを獲得も昨季は打率.232と打撃不振に苦しんだ。それでも今季は、ここまで打率.322をマークしている。
(提供=MBSベースボールパーク)