
田中さん、永野さんともに報道内容を否定していますが、今回の不倫疑惑を「本妻の立場」になって考えてみました。
本妻は不倫疑惑にどう対応すべき?
夫の裏切りに直面した時、妻としてはメラメラとした感情を抱えているはず。そこをどれだけ抑えて感情的にならずに冷静に、「やり直すのだとしたらどういう風に持っていくのか」判断することをおすすめします。慰謝料請求や離婚、あるいは修復など、さまざまな選択肢がある中で、最後は自分で決めることが大切です。別居は視野に入れるべき?
難しいところではありますが、一度離れてしまうと、案外、離婚の道に進んでしまうもの。別居してみたら居心地がいいと感じることもあるでしょう。離れたことで相手を冷静に見ることができるようになり、「いらないな」と思うことも……。だからこそ、やり直す気持ちが少しでもあるなら別居はしないことです。
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家族関係の修復について
子ども達に対しては、母親として父親の行動を「事故」として捉え、「誰でも間違いがあるから許してあげようよ」というスタンスで家族として乗り越えていく姿勢を見せることができないとうまくはいかないでしょう。特に女の子は「何でこんなひどい事をしているお父さんを許すの?」という気持ちが強いので、本気で「ごめんね、私はお父さんのこと好きなのよ。だから許して」ぐらいのことを言わないと許してはくれません。
浮気性の夫と生活する上での注意点
筆者はよく「空き巣と強盗」のたとえ話をするのですが、空き巣はその家に誰もいないから盗みに入ってみようとするわけですが、強盗は、家の中で誰かが寝ているにもかかわらず平気で入ってくるので怖いわけです。奥さんと子どもがいることを知っていて不倫するのは、本妻から見れば「強盗と同じ」なのです。
ですから、浮気性の夫と生活していく上では、妻として常に警戒を怠らず「安全を守る」という意識を持って接していくことが大切です。
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岡野 あつこプロフィール
夫婦問題研究家、パートナーシップアドバイザー、NPO日本家族問題相談連盟理事長。立命館大学産業社会学部卒業、立教大学大学院 21世紀社会デザイン研究科修了。自らの離婚経験を生かし、離婚カウンセリングという前人未踏の分野を確立。32年間で相談件数3万8000件以上、2200人以上の離婚カウンセラーを創出。著書多数。近著に『夫婦がベストパートナーに変わる77の魔法』。(文:岡野 あつこ(離婚ガイド))