モータースポーツジャーナリストとしてさまざまな媒体で活躍した小倉茂徳さん 長年モータースポーツジャーナリストとして、オートスポーツ本誌をはじめさまざまな媒体に寄稿してきたほか、深い造詣を活かしレース中継の解説として活躍、モータースポーツメディア仲間やファンからは“オグたん”の愛称で親しまれてきた小倉茂徳さんが5月14日急逝した。62歳だった。自宅での心臓突然死だったという。
小倉さんは1962年生まれ。1987年からホンダの広報としてF1に携わり、1990年からはモータースポーツジャーナリストとして活躍。豊富な技術の知識、さらにモータースポーツのみならず、特殊車両や鉄道など、乗り物全般に関する深い造詣をもっていた。
その知識を活かし、モータースポーツ誌をはじめとしてさまざまな媒体に寄稿。世界中で精力的に取材を重ねてきたほか、日本国内でもトップカテゴリーではないレースの現場にも姿をみせてきた。
またレース中継でもその知識を活かし解説として活躍。F1はもちろん、国内外のレース中継に出演し、その知識と落ち着いた語り口で視聴者に愛されてきた。
そんな小倉さんだが、5月中旬までサーキットで取材活動を行っていたほか、レース中継への出演予定が多数入っていたなか、突然の訃報となってしまった。
葬儀はすでに5月22日に近親者のみで執り行われたとのことで、今後はメディア関係者を中心とした有志たちによるお別れの会の予定も検討されている。
ご生前のモータースポーツ報道へのご功績を偲び、編集部一同、心よりご冥福をお祈りいたします。
[オートスポーツweb 2025年05月24日]