19歳上坂樹里が涙「頭も真っ白」朝ドラ「風、薫る」2人目ヒロインに決定 見上愛とダブルで

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2025年06月03日 13:05  日刊スポーツ

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もうひとりの主演として発表された上坂樹里(撮影・足立雅史)

NHKは3日、26年度前期連続テレビ小説「風、薫る」で、上坂樹里(19)がヒロインを務めることを発表した。明治期の看護師を題材としたバディ物語で、先に発表されていた、もう1人の主人公を演じる見上愛(24)と共にダブルヒロインとして届ける。


1月に見上の出演が発表され、今春に残る1人を決定するオーディションを行っていた。都内の同局で行った会見には見上と制作統括の松園武大氏も出席し、共演の喜びなどを語った。


上坂は名前を呼ばれるとすぐに涙した。朝ドラ出演は初で「まさかもう1人の主人公を演じさせていただくとは思っていなくて、今、この場に立たせていただいていることが夢のようです」と話した。


オーディションには2410人が応募していたといい、上坂は約2週間前に結果を聞いたという。「うれしいという気持ちと感情が追いつかなくて頭も真っ白になりました。ずっと『うそじゃないですか?』と聞いてしまうくらい信じられなくて、結果を知った時からふとした瞬間に『えっ』という声が漏れ出てきちゃうくらい、いまだに夢をみているような気持ちです」と話した。


過去の時代の人物を演じることや、看護師役も初めて。「大家直美という役と共に私自身も一緒に成長できるように臨みたいと思います。精いっぱい頑張ります」と力を込めた。


物語は、まだ女性の職業が確立されていなかった明治期に同じ看護婦養成所を卒業し、「トレインドナース(正規に訓練された看護師)」と呼ばれて新たな風を巻き起こした実在の人物、大関和さんと鈴木雅さんの2人の半生をモチーフとする。今回オーディションで募集していたのは、鈴木さんモデルの大家直美役。大関和(ちか)さんがモデルの一ノ瀬りんを演じる見上とは“バディ”として共に人生を歩んでいく。田中ひかる氏の著書「明治のナイチンゲール 大関和物語」を原案とし、作者の吉澤智子氏らがオリジナル要素も加えながら届ける。


NHKは「激動の時代を生きた2人のナースとその仲間たちの波瀾(はらん)万丈の物語として大胆に再構成します。登場人物名や団体名などは一部改称して、フィクションとして描きます」としている。モチーフとなる大関和さん(1858−1932)と鈴木雅さん(1857−1940)は、1886年に桜井女学校の看護婦養成所に第1期生として入学。卒業後は帝国大学医科大学第一医院でトレインドナースになった。しかし、ほどなくして大関さんは職場を追われて新潟県で女学校の舎監をすることに。一方、鈴木さんは日本で初めての個人経営の派出看護婦会を設立し、やがてそこに大関さんも加わることとなる。


2人は派出看護を行いながら、防疫活動でも大きな成果を残す。その後、鈴木さんは看護婦会を大関さんに委ねて引退。大関さんはその後、会頭を務めながら、「派出看護婦心得」「実地看護法」などを執筆。2人は看護師という職業の確立に大きく貢献した。


朝ドラは、現在放送中の25年前期は今田美桜主演の「あんぱん」、同年後期は高石あかり主演で「ばけばけ」を放送することが発表されている。「風、薫る」は連続テレビ小説第114作目で、今年の秋からクランクイン予定という。

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  • ドラマでよく見ますしね。時間の問題だったとも言える
    • イイネ!3
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