再び梅雨前線が消滅へ 来週は猛暑が復活 名古屋など35℃超えも 熱中症危険レベル

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2025年06月25日 16:38  日本気象協会

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日本気象協会

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今年の6月は一週間ごとに暑さと大雨を繰り返していますが、今週末からは再び夏の太平洋高気圧が主役で猛暑に警戒が必要です。来週は名古屋などで35℃以上が予想され、危険な暑さになりそうです。

来週は太平洋高気圧が主役 猛暑が再び 熱中症危険レベル

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今日25日(水)は晴れている北海道が全国で最も気温が高く、6月としては記録的な暑さになりました。北見市では最高気温が34.9℃と猛暑日に迫る暑さでした。

この先、27日(金)以降、天気図上から梅雨前線が消え、夏の主役である太平洋高気圧が次第に勢力を強める見通しです(赤で塗られた部分)。

西日本や東日本を中心に危険な暑さが戻ってきそうです。関東から九州は33℃前後まで上がる所が多く、名古屋は7月に入ると35℃以上の猛暑日が続く予想です。

来週は再び危険な暑さ 熱中症に厳重警戒を

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この先の「熱中症情報」を見ても、来週になると一番上のランクの「危険レベル」が増えてくるのがわかります。

長期予報によりますと、7月〜9月にかけて平均気温が平年より高く、今年も長い期間、厳しい暑さが続く見込みです。今年は6月から猛暑となり、長期戦になります。バランスの取れた食事を心がけるなど、熱中症対策は常に万全にしてください。

熱中症を引き起こす条件

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熱中症は、誰でも発症するおそれがあり、引き起こす条件は、大きく3つ挙げられます。

1つめは「環境による条件」です。その日の気温が高いだけでなく、急に暑くなった日や、熱波の襲来も危険です。また、湿度が高い、風が弱い、日差しが強いといった気象条件も、熱中症を引き起こします。締め切った室内や、エアコンがない所といった環境も、熱中症には特に注意が必要です。

2つめは「体による条件」です。高齢者や乳幼児、体に障害がある方は、周りの方が特に気をつけてあげてください。肥満や持病(糖尿病、心臓病、精神疾患など)のある方も、熱中症にかかるリスクが高まります。低栄養状態、脱水状態の方は、体にこもった熱を、効率良く体の外へ逃がせなくなるおそれがあります。二日酔いや寝不足などの体調不良でも、熱中症にかかりやすくなってしまいますので、ご注意ください。

3つめは「行動による条件」です。激しい運動をしたり、慣れない運動をしたりすると、体内で熱が発生しますが、その熱が体の中にこもったままだと、熱中症にかかりやすくなります。長い時間の屋外作業や、水分補給がしにくい状況も、熱中症を引き起こす原因になりますので、十分お気を付けください。

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  • 今日は比較的楽なので、あと2ヶ月くらい梅雨続いてくれー。
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