歌舞伎俳優の中村七之助さんが、挙式披露宴を開き、会見を行いました。
【写真を見る】【中村七之助】 結婚は「運命というよりタイミング」 プロポーズはシンプルに「結婚してください」 亡き父・勘三郎さんへの思いも語る
七之助さんは和装で報道陣の前に現れ、“ たった今、このホテルオークラ内の式場にて、神前式を行わせていただきまして、晴れて夫婦になれたことを報告します “と、妻・杏奈(あんな)さん(35歳)と挙式を終えたことを報告しました。
左手にはめた結婚指輪を報道陣に披露した七之助さんは、“ 恥ずかしいですね “と照れ笑い。
“ 私も42歳なので中年の結婚式に皆さんに足を運んでいただいて申し訳ない “と恐縮しながら、“ 妻の親族の方々も喜んでくれたので、本当に結婚して良かったなと純粋に思っております “と喜びを語りました。
式は笑いにあふれていたそうで、“ 妻が私の指に指輪をする時にですね、博多座で食べ過ぎたのか、指輪がすんなり入らなくて。途中であきらめました。そこで笑いが起きてました “とエピソードを披露しました。
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結婚の決め手について聞かれると、“ 僕もずっと取材があると「結婚しない宣言」をしてたんですけれども、私も「しないで一生を終えるんだろうな」と本気で思っていたんです。皆さん、よく「タイミング」とか言うじゃないですか。本当にそうだなと。運命というよりタイミング “と語り、“ 「結婚しよう」と思ったタイミングが一致した。一緒にいる中で “と話しました。
杏奈さんの人柄については、“ 芸に熱心で、私は歌舞伎の世界に生きておりますので、2人で力を合わせてこの後の人生を進んでいける、素晴らしい女性だと思います。とても優しい妻ですね “と、おノロケ。“ やはり「歌舞伎が好き」というのが結婚の条件。生意気に条件なんか言いますけれども、やっぱり歌舞伎が好きでないと、私も歌舞伎が大好きなので結婚は絶対できないなと思ってるんですけど、その点に関しては芝居が好きで好きで “と、杏奈さんが見事 “ 結婚の条件 “ をクリアしていることを笑顔で明かしました。
杏奈さんは、梨園の妻として8月から歌舞伎座のロビーで対応に当たる予定だそうで、“ 妻が胸を張って堂々とロビーにいられるような良い芝居をしなくちゃいけないと、より強く思いましたね “と気を引き締めました。
母の好江さん、兄の勘九郎さんも七之助さんの結婚を喜んでくれたそうで、“「良かったね」と言ってくれました “と話しました。中でも勘九郎さんの次男、長三郎さんは、“ 甥っ子がビックリするようなことを言いまして。結婚報告した後に、「杏奈さんの幸せを一番に考えてください」って言ったんですよ。ビックリするでしょ？！たまげちゃって。人生を何周してるんだろうって “と、大人びた長三郎さんの一言に大きな笑いが起きました。
式を行ったホテルオークラは、亡き父・中村勘三郎さんと母・好江さん、そして兄の勘九郎さんと妻・愛さんも挙式した思い出の場所。
“ 父には一番いてほしかった。皆さん思ってると思うんですけど “と、勘三郎さんの話を始めた瞬間に、照明が落ちるハプニングが。
“ ほら、こういうことするんですよ “と、茶目っ気たっぷりの人柄が愛された勘三郎さんを偲び、“ 父は同じ場所で母と結婚式をした時、お酒飲み過ぎてベロベロで金屏風につかまらないと立てなくて、うちの母に初めて怒られたのがココでございます。数年前の兄の結婚式でも、最後の挨拶で ( 勘三郎さんが ) ベロベロになって、愛ちゃんは太郎 ( 勘九郎 ) の嫁になるって歌ったんです。今日は上でどんなファニーなことをしてくれるのかなと思うと、胸がいっぱいです。今日くらい降りてきて欲しいな “と感慨深げに話しました。
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プロポーズは七之助さんからだったそうで、“ 妻が大好きなお料理屋さんがあるんですけれども、4月22日が誕生日で、その日に。前の年に同級生たちとスリランカに海外旅行に行ったんです。サファイアが有名で。スリランカのサファイアを結婚指輪にして渡して「結婚してください」と “と明かし、杏奈さんは “ 泣いてビックリしてましたけど、快く「はい」と言ってもらえた “ と明かしました。
プロポーズから1年を経て、同じ4月22日に婚姻届を提出。
七之助さんは、“ おいしい食事を食べたり、妻の手料理を食べたり、あーだこーだと話しながら、旅行も好きなので行ったり、サウナも好きなのでサウナも一緒に行ったり、日常の些細なことが幸せですね。ケンカはしないです。妻がすごく優しいので。これからは歌舞伎界の諸先輩方を見習って、しっかり尻に敷かれようかなと思っております “と幸せいっぱいに語りました。
【担当：芸能情報ステーション】
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