ママスタ数が限られている設備を利用する場合、誰も待っていなければ何度も繰り返し使っても問題ないのでしょうか? 例えば銭湯にあるマッサージチェア、公園のブランコなど、数人しか使えないものを想像してみてください。ママスタコミュニティに、あるママからこんな質問が寄せられました。紹介します。
『スーパー銭湯で起こった出来事について相談です。そこはジェットバスがあり、ボタン式で押すと3分間だけ泡が出てきます。私と娘は、周りに人がいないことを確かめ、3回くらいボタンを押した後、風呂から上がりました。そしたら近くにいた女性に「ずっと使っていると他の人が使えないんですよ! 貼り紙に占領しないでって書いてありますよね?」と注意されました。確かにずっと使っていましたが、私たちを待っていた人なんて見えませんでした。注意される筋合いはないと思うんですが、どう思いますか?』
投稿者さんは「誰も並んでいないのだから繰り返しジェットバスを使って問題ない」と感じていたようです。しかし他の利用客から「占領している」と指摘され、納得がいかなかったようですね。悪意があったわけではないのにも関わらず突然強い口調で注意され、腹が立ってしまい投稿してくれたようです。この行動について、ママスタコミュニティのママたちはどう感じたのでしょうか。ママたちの声を紹介します。
並んでいなくても、空くのを待っている人はいる
『並んでいなくてもその人は待っていたんだと思うよ』
『銭湯では並ばないかな。近くでチラチラ確認して空いたら使う。その人も待ってたんだよ。暗黙ルールじゃない?』
たとえ並んでいる人がいなくても、「空くのを待っている人がいるかもしれない」という想像力が必要という声が寄せられました。あからさまに並んで待つのは苦痛が伴います。ましてや遊園地などのアミューズメントパークではなく、スーパー銭湯での出来事ですから、より他の人への配慮が必要ですよね。
みな裸。銭湯の中で並ぶのは恥ずかしい
『どう考えてもその人は待ってたから注意してきたんでしょ。裸でジェットバスの前に並んで待つ人はいない』
『いくらスーパー銭湯とはいえ、真っ裸で列に並ぶ人いるか?』
『投稿者さんが退いたら使おうと思いながら、他のことをしてるんだよ。並ばなきゃわからない? 風邪ひいちゃうし、立って並ばないと思う』
ママたちが指摘するように、スーパー銭湯ではみな裸。スーパー銭湯という場所柄、並びにくいという制約のなかで、周囲への“配慮”が必要だという指摘が多く見られました。なかには、並んでいると湯冷めをして風邪をひいてしまうからわざわざ並ばないといった声も寄せられました。こうした環境の特徴を理解して、遠巻きに待っている人がいるかもしれないと想像力を働かせることが必要だったのではないでしょうか。
「次使っていいですか?」と聞いたらいい?それもちょっと…裸だし…
『貼り紙には「ジェットバスは3分で切れます。混雑時は時間が経ったら出て行って占領はやめましょう。お互いに譲り合いましょう」と書いてありました。本当に入りたいなら、じっとは見なくても「お次良いですか」って聞くもんでしょ!』
こうしたママたちの声に、投稿者さんから反論の声が寄せられました。投稿者さんは「使いたい人がいるなら声をかけてくるべき」と考えているようですが、わざわざ声がけするのも気が引けますよね。
『ジェットバスとはいえ、裸なんだからじっとは見れないでしょ。それに「雰囲気」じゃなくて「常識」や「決まり」に目を向けなきゃ。“占領しないで”と書いてあったのに占領したことを悪かったとは思わないの?』
『普通なら、混んでなくても1回押して待ってる人いるかもって思って退くと思う。また入りたいなら少し時間空けてからにするのが常識だと思うよ』
自分の行動を正当化する投稿者さんに対して、ママたちからは「常識がない」といった厳しい声が寄せられました。そもそも人が待っていようが待っていまいが、ジェットバスのような設備は、一度使用したら一旦譲るのが常識だと考えるママたち。公共の場では、譲り合いの精神は大事ですよね。ましてや子どもと一緒であれば、他の人への思いやりを持つ姿勢を子どもに伝えるよい機会にもなります。自己中心的な行動は、できるだけ慎むべきでしょう。
公共の場では譲り合いの精神を!
『3分の3回って9分か、まぁまぁな長さだよね。公園のブランコも5分乗ったらそろそろどこうと思うわ』
『投稿者さんが気づかないから教えてくれたんだよ』
『まわりが見えない人っているよね。ちょっとまわりを見て、たまたまそのとき人がいなかったからって占領する人。ゲームセンターなどでもよくあるわ』
今回の一件は、公園のブランコやゲームセンター、ATMなど、不特定多数の人が利用する場では起りうる可能性があるでしょう。ママたちの声にもあるように、公共の場では他の人への配慮が欠けていると、こうしたトラブルは絶えないでしょう。子どもが周囲に目を配れず、大人が注意するというのならまだ理解できますが、投稿者さんは子どもを連れた大人です。子どもに“譲り合い”の精神を伝えていくためにも、自らが手本となる行動を心がけたいですね。
文・安藤永遠 編集・荻野実紀子 イラスト・んぎまむ
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