深く眠るコツはお風呂にあった!? 快眠に導く入浴習慣

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2025年07月07日 12:10  つやプラ

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つやプラ

40代・50代の女性のための美容・健康法を発信する、美容マガジン「つやプラ」

肌や体型作りに睡眠はとても重要。しかし、年齢を重ねると寝付きが悪くなったり浅くなったりするなど、睡眠の質が低下してしまいます。

そんな睡眠の質は、毎日の入浴方法を少し工夫するだけで改善できるかもしれません。

女性の体型改善専門パーソナルトレーナーの筆者が、ぐっすり眠るための効果的なお風呂の入り方や、入浴後の簡単な習慣をご紹介します。

■就寝の90〜120分前に入浴を済ませる

人の体は、体の内部の温度である「深部体温」が下がることで眠気を感じるようにできています。

入浴をすると一時的に深部体温が上がりますが、その後は睡眠に適した体温まで下がるため、減少幅が大きくなり、より大きな眠気につながります。

入浴で上がった深部体温が元に戻り、さらに下がり始めるタイミングで布団に入ることが理想的です。

そのため、就寝したい時刻から逆算して90分から120分前に入浴を済ませておくと、スムーズな入眠が期待できるでしょう。

■38〜40℃のぬるめのお湯に15分ほど浸かる

質の良い睡眠のためには、リラックスした状態をつくることが大切です。

42℃以上の熱いお湯は、心身を興奮させる交感神経を優位にしてしまい、かえって目が覚めてしまう可能性があります。

一方で、38〜40℃程度のぬるめのお湯は、心と体を落ち着かせる副交感神経を優位にするため、寝るためのコンディション作りに適しています。

15分ほどゆっくりと湯船に浸かることで、体の芯まで温まり、リラックス効果が高まります。

■入浴中と後は部屋の明るさを下げる

人は明るい光を浴びると交感神経が刺激されて、自然と覚醒状態に変化します。

ですから、入浴でリラックスし体がおやすみモードに向かっているにもかかわらず、明るい光を浴び続けると体は覚醒状態に向かい、睡眠の質が下がってしまいます。

体を眠りに向かわせるためにおすすめなのは、浴室やお部屋の照明の明るさを下げて過ごすこと。少し暗めの部屋で過ごすことで、体を寝るのに最適な状態に導きます。

明るさのコントロール機能や間接照明などを利用し、睡眠に適した環境を作りましょう。

■入浴後のストレッチ

入浴後はストレッチをするのに最適なタイミング。

筋肉を伸ばすストレッチは副交感神経を活性化させ、一部の筋肉だけでなく体全体をリラックスさせ、睡眠の質を高めるのにつながります。

また、お風呂で体が温まると、筋肉や腱の柔軟性が高まり血行も促進されます。

このタイミングでストレッチを行うと、日中の活動で凝り固まった筋肉がほぐれやすくなります。就寝前にストレッチを取り入れることで、スムーズな入眠と深い眠りをサポートしてくれるでしょう。

睡眠は栄養と並んで健康的に美しくなるための基本。つまり、睡眠不足と質が低下すると何をしても効果を十分に引き出せません。逆に言うと、十分な睡眠時間と質を確保するだけで健康的に美しい体を作れます。入浴を工夫し、効果的に睡眠の質を高めましょう。

(パーソナルトレーナー 藤本 千晶)

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