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<西武−楽天>◇9日◇ベルーナドーム
ナカシマがナガシマに並ぶ大記録を達成した。2年目の楽天中島大輔外野手(24)が、6月3日に89歳で死去した長嶋茂雄さんが60年に打ち立てた、プロ野球記録の4試合連続三塁打をマーク。「(生でプレーを)見たことはないですけど、誰もが知っている本当のスーパースターの方だと思うので、一緒に言ってもらえて、三塁打の記録だけですけど、すごい光栄だなと思う」と笑顔を見せた。
好調の打棒が健在だった。0−0の6回1死走者なし。西武菅井の4球目、139キロ外角直球を左中間にはじき返した。クッションボールが転々としている間に快足を飛ばして三塁へ到達。「感触は良かったので、越えたかなと思って、抜けたかなと思って、頑張って走りました(笑い)」。2死一、三塁から4番ボイトの適時二塁打で先制のホームを踏んだ。
37試合の出場だった1年目から大きく飛躍した。今季は主力として60試合で打率2割8分4厘、2本塁打、15打点、10盗塁と堂々の成績。この日の一打で三塁打数はリーグ2位の5に伸ばした。「ホームラン打てるものならホームランの方がいいと思うんですけど」と前置きした上で「二塁打より三塁打の方が当たり前ですけど、いいんで。打てるものなら打ちまくりたいですね」。中島が“ミスタースリーベース”となれば、チームの勝利がぐっと近づく。【山田愛斗】
◆中島大輔(なかしま・だいすけ)2001年(平13)6月4日生まれ、和歌山県出身。龍谷大平安では3年春の甲子園で8強。青学大では4年時に主将でリーグ戦春秋連覇、全日本大学選手権優勝、明治神宮大会準優勝。23年ドラフト6位で楽天入団。今季推定年俸950万円。180センチ、78キロ。右投げ左打ち。
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▼中島が5日日本ハム戦から4試合連続の三塁打。連続試合三塁打は60年長嶋(巨人)が5月8〜14日にマークした4試合が最長で、65年ぶりにプロ野球記録に並んだ。パ・リーグでは18年源田(西武)まで過去8人が記録した3試合を抜く新記録。
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