10年続いた文通 ペンパルからの久しぶりの手紙に感じた負のオーラ 開封後も残るモヤモヤ【漫画】

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2025年07月09日 20:30  まいどなニュース

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見た目は普通の手紙なのに湧き上がる違和感(たかはし志貴さん提供)

1970年代、小中学生のあいだで広まった「不幸の手紙」。誰かに送らないと不幸になるという不気味な内容に、おびえた記憶を持つ人も多いかもしれません。漫画家のたかはし志貴さんの作品『負のオーラが漂った手紙が届いた話…』には、そんな奇妙な念をまとった手紙にまつわる不思議なエピソードが描かれています。

【漫画】『負のオーラが漂った手紙が届いた話…』(全編を読む)

小学生の頃から文通が趣味だったたかはしさん。大学時代に雑誌を通じて知り合ったXちゃんと、顔も知らないまま数年間にわたり手紙をやり取りしていました。

ところがある時期から、Xちゃんは恋愛の話(以下、恋バナ)ばかりを持ちかけるようになります。恋愛にあまり関心がなかったたかはしさんは、申し訳なさを感じつつも日常の話題を中心に返信していました。

それから数年後、たかはしさんが彼氏ができたことを伝えると、Xちゃんは喜んでくれます。その後も恋バナを振ってくるXちゃんに対し、たかはしさんは照れくささもあり、あまり積極的には応じませんでした。すると次第にXちゃんは、恋バナをしなくなっていきます。

やりとり自体は月に1回ほど続いていたものの、あるとき、1か月以上返事が来ないことがありました。しかし、その当時のたかはしさんは、他にも複数の人と文通をしていたため、あまり気に留めませんでした。

再び届いたXちゃんからの手紙から漂う「負のオーラ」の正体は

さらに数か月後、ポストにXちゃんからの手紙を見つけたたかはしさん。しかしその手紙からは、なぜか「触りたくない」と感じるほどの得体の知れないオーラが漂っていました。「気のせいだろう」と思い直し、思い切って手紙を手に取った瞬間、そこから伝わってきたのは…「勝った」という強い感情でした。

見た目も重さもいつもと変わらない、ただの手紙。けれども湧き上がる違和感に、たかはしさんは気味の悪さを覚えます。

心を落ち着けて読んでみると、そこにはXちゃんからの「結婚しました」という報告が書かれていました。これまで彼氏の存在すら知らされていなかったたかはしさんにとって、まさに寝耳に水の話です。あれだけ恋バナをしたがっていたXちゃんが、自分の恋についてはなぜ一切触れてこなかったのでしょうか。

これが、はじめて物から念を感じた経験だったと振り返るたかはしさんに、詳しく話を聞きました。

不思議な現象との適度な距離感

ーXちゃんとの文通は、最終的にどのくらい続いたのでしょうか? 「会ってみよう」という話は出ましたか?

約10年続きましたが、「会ってみよう」という話はありませんでした。他の文通相手とも会ったことはなく、手紙ならではの距離感が心地よかったのかもしれません。

ーこの手紙の他に、これまでに「念」や「オーラ」のようなものを感じたことはありますか? 印象に残っているものがあれば。

とある呪物から「愛のあるオーラ」を感じたことがあります。詳しくは、いずれ漫画で描けたらと思っています。

またオーラとは違うのですが、出産から1週間後にUFOのような光を見たこともあります。雲の中で一度止まったあと、同じ方向に逆走していきました。心霊系は好きなのですが、UFO関係は興味がなかったので詳しくなく、本物かどうかはいまだに謎です。

幽霊を見たことはありませんが、今の家では不思議な現象がよく起こります。カーテンが勝手に閉まったり、炊飯器の蓋が開いていたり、閉めたはずのドアストッパーが解除されていたり。まるでイタズラのような現象です。

ー「負のオーラ」を感じたときは、どう対応されていますか?

手紙で感じたのが唯一のケースで、特に何もしませんでした。実害はないので基本はそのままにしていますが、家で不思議なことが起きたときは「住むなら家のローンを半分払ってほしい」という腹立たしい気持ちがむくむく湧いてくるので、そのまま声に出して威嚇しています(笑)あとはYouTubeで見た簡単なお祓い(手をパン!と叩く)を試しています。

(海川 まこと/漫画収集家)

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