東大病院に向かわれる上皇さまと上皇后さま=14日午後、東京都文京区 上皇さま(91)は14日午後、心臓への負荷を和らげる内服薬を追加するため、東大病院(東京都文京区)に入院された。病院で心電図などを確認しながら、投与量を決めるという。
上皇さまはお住まいの仙洞御所(港区)から車で午後3時半ごろ東大病院に入った。上皇后さま(90)も付き添いのため同乗し、夕方、同御所に戻った。
上皇さまは2022年7月に三尖(さんせん)弁閉鎖不全による右心不全と診断され、今年5月には東大病院に検査入院し、無症候性心筋虚血と診断された。
側近によると、右心不全の治療に加え、5月の検査入院後は健康維持のための運動や散策を負荷を減らして実施。心臓の冠動脈の血流改善のための投薬治療も始めたが、改善が見られなかったため、医師団が内服薬の追加が必要と判断した。
入院期間は未定。心臓や全身の状態を確認した上で投与量が決まれば、比較的早期の退院もあり得るとしている。