イサクに費やしたクラブ史上最高額の更新も？…ニューカッスルがエキティケ獲得に本腰か

　ニューカッスルがフランクフルトに所属するフランス人FWウーゴ・エキティケの獲得に向けて動いているようだ。14日、イギリスメディア『BBC』やドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

　現在23歳のエキティケは2020−21シーズンにスタッド・ランスでプロデビューを飾り、パリ・サンジェルマン（PSG）を経て昨年2月にフランクフルトへレンタル加入。完全移籍移行となった2024−25シーズンは公式戦48試合で22ゴール12アシストをマークするなど、チームの得点源として躍動した。フランクフルトとの現行契約は2029年6月末までとなっているが、以前から複数の強豪クラブが動向を注視しており、去就には注目が集まっている。

　リヴァプールやマンチェスター・ユナイテッドからの関心も明らかになっているエキティケだが、現在はニューカッスルが獲得へ本腰を入れている模様。すでに代理人との間で個人的な条件に関する交渉が行われており、口頭合意に向けて加速しているという。また、ニューカッスルは2023年夏のスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサク獲得時に費やしたクラブ史上最高額を更新する7000万ポンド（約139億円）を投じる可能性があるとも報じられている。

　移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ニューカッスルはエキティケ獲得に向けてすでに正式なオファーをフランクフルトに提示したとのこと。入札額は今夏の移籍市場で他のクラブが提示した7000万ユーロ（約120億円）を上回っており、現在もクラブ間での交渉が続いているという。一方、フランクフルトの要求額は8600万ポンド（約170億円）とも報じられており、交渉の行方はまだまだ不透明だ。

　なお、ニューカッスルはエキティケ獲得に成功した場合でも、リヴァプールらからの関心が噂されているイサクを今夏に放出する可能性は極めて低いと報じられている。