「正気じゃない…」『水ダウ』太る無人島サバイバルが大反響!一見ミスマッチも…視聴者が熱狂し続けるワケ

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2025年07月16日 16:10  女子SPA!

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画像:「水曜日のダウンタウン」番組HPより
数多くの伝説的な名企画を生み出している『水曜日のダウンタウン』が、またも物議を醸す内容の放送を行った。

◆無人島で“太ったほうが勝ち”という狂気

同番組は、7月9日放送回にて「無人島で太ることも可能説」を検証するユニークな企画が放送された。出演したのは、お笑いコンビ・マユリカときしたかのの2組。舞台は、食料の乏しい無人島。

通常このような環境では体重が減ることが予想されるが、今回はあえて「どちらのコンビがより体重を増やせるか」という視点で24時間のサバイバル対決が繰り広げられた。企画のルールとして、調味料や油などの最低限の調理用品は支給されるものの、肝心の食材はすべて現地調達。両コンビは島内の野草を摘んだり、魚を釣ったりして食料を確保し、それを工夫して調理しながらカロリー摂取に励んだ。

自然の中で限られた資源を使って“太る”という、常識とは逆のテーマに挑むこの企画は、視聴者の間でも「斬新すぎる」「無人島企画でこんな発想があるとは」と話題に。お笑いコンビたちの奮闘や予想外の展開も相まって、大きな反響を呼んだ。

◆草食って太れ!サバイバルの新常識

まず、この企画が斬新なのは、無人島ロケと太ることを紐づけた点だ。これまで、『よゐこの無人島0円生活』(テレビ朝日系)をはじめとする無人島企画は、いかに食材を豊富に集め、楽しく生活するかを見せてきた。

時には猿と共存しなければいけないロケもあり、無人島ならではの画作りをするのが鉄則だ。しかし今回は、体重を増やすことだけが目的なので、両コンビはとにかく食べられる野草を手っ取り早く集めて大量摂取することに挑戦。釣った魚を食べる無人島らしい場面もあったが、大部分が野草を食べるシーンばかりだったため、見応えに欠けるVTRとなった。

ちなみに、両コンビには「野草検索アプリ」が渡され、食べられる野草を簡単に見つけることが可能だった。結果として、マユリカはヨモギを、きしたかのはハマダイコンの豆を大量に収穫してメインとして食べ、体重増加を狙った。

◆排泄すらエンタメ化。もはや修行

また、動きすぎると体重が減るため、無人島ロケの醍醐味である島内の散策は両コンビとも少なめに。さらに、少しでも体重を減らさないために排泄を極力行わないという無茶な状況まで生み出されることになった。

番組が盛り上がったのは、マユリカ・中谷が大便をがまんしたものの、ついに排泄してしまった場面。「ごめん、全部出た」と力なくうなる中谷の姿は笑いを生むことになった。

そんな排泄すらエンタメ化した今回の「無人島で太ることも可能説」だが、結果として雨水を上手に利用したマユリカが勝利。きしたかのは負け残りとなり、新たに島へ来たお笑いコンビ・レインボーと対決することが決定した。

この対決は7月16日放送予定で、無人島生活の経験を活かしたきしたかのがどこまで体重を増やせるかに注目が集まっている。

◆「正気の沙汰じゃない」企画を量産する『水ダウ』

今回、『水曜日のダウンタウン』は無人島での生活と太るという、一見ミスマッチな要素を組み合わせて新しいゲームを考案した。同番組は、とにかく新しいゲームを生み出すのが得意だ。

例えば、昨年から今年にかけて放送された「電気イスゲーム」は巧妙に計算されたルールで話題を集めた。1〜12の番号が付いたイスの1つに電流が仕掛けられ、いかに電流を受けないかを競うゲームである。座る側は電流を受けなければイスに書かれたポイントを獲得できるが、電流を受ければゼロポイントに。3回ビリビリを受けるか、どちらかが40ポイントに到達したら勝敗が決まるルールで、さまざまな大物芸人が挑戦した。

また過去には、先生役のタレントの目を盗んでどれだけ弁当を食べられるかを競う「早弁先生」や、「愛煙家対抗負け残りタバコ我慢対決」、相手が寝た隙を狙う長時間企画「100万円争奪金網デスマッチ」なども放送。回転寿司で食べた皿の枚数だけでなく、相手が積んだ皿を自分たちの皿で倒しても良い「寿司合戦」も新感覚の企画となり、とにかく独創性に富んだ狂気的なゲームを考えるのが特徴だ。

これらのゲーム企画がヒットを生み出すことで、『水曜日のダウンタウン』は独自性を保ちながら、長く視聴者に愛される番組としての地位を確立している。

現在、バラエティ番組として唯一無二の存在となり、見逃し配信サービスで驚異的な再生数を誇る『水曜日のダウンタウン』。常に狂気じみた斬新な企画を発明し、幅広い世代から支持を集めている。

今回の「無人島で太ることも可能説」のような突飛な企画が現在も生まれているところを見ると、その勢いはまだまだ衰えることがなさそうだ。

<文/ゆるま小林>

【ゆるま 小林】
某テレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。退社後、フリーランスの編集・ライターに転身し、ネットニュースなどでテレビや芸能人に関するコラムを執筆

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  • マユリカの2人が見た目と違って、いい人っぽくて仲もよさげで株が上がった��(��)応援したくなった
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