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DeNAに新加入した元阪神の藤浪晋太郎投手(31)が18日、横浜市内の球団事務所で入団会見に臨んだ。黒のスーツにDeNAカラーのブルーのネクタイ姿で登場。関西出身らしくユーモアを交えた“藤浪節”全開で、新天地での意気込みや古巣阪神のチームメートや甲子園の思いなどを明かした。同席した萩原龍大チーム統括本部長も起用法に言及。潜在能力と経験を持ち合わせる長身右腕が“横浜奪首”へと導く。
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藤浪が長身際立つ黒スーツ姿で会見場に姿を見せた。落ち着き払った表情で、やや関西弁のアクセントで口を開いた。
「オファーをいただいた中で一番熱を持って本当に『藤浪晋太郎っていう選手が必要なんだ』という、熱を体現していただいた。その情熱に応えたいなと思って、お世話になることにしました」
会見も中盤に入ると持ち前の“藤浪節”で空気を操った。旧友たちとの「面白いやりとりは?」と問われると「(阪神)糸原選手から『晋太郎、俺に連絡ないけど、引退されたと思われてるんかな?』って人づてで聞きました。この会見終わってから電話して『すいません、引退したと思ってました』って連絡します」とニヤリ。横浜の街の印象についても「横浜っていう響きが、古い言葉でハイカラという感じ」とワードセンスをにじませた。明るいキャラクターが多いDeNAにも、なじむのに時間はかからなそうだ。
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ただ野球の話になると真剣なまなざしに戻る。身長198センチ、日本人メジャー歴代最速102・6マイル(約165・1キロ)。「周りの方から『それだけ能力持ってるのにもったいないな』と、よく言っていただくんですけど、自分自身が一番もったいないと思ってるので。最大限発揮できるように、いろいろ勉強して取り組んでいきたい」。計り知れない伸びしろを、新天地で覚醒させる。藤浪が横浜の地で、新たな野球人生を歩み始めた。【小早川宗一郎】
▽DeNA萩原チーム統括本部長(藤浪について)「先発もリリーフも両方こなせる選手だと思っております。基本は長く投げていただきたいと思いますけれども、状況に応じていろんなポジションをこなせると思っておりますので、どこでも行ってもらいたいなと思って期待しております」
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