最年少当選者の国民民主党・奥村祥大候補(東京選挙区) 20日投開票の参院選当選者の平均年齢は55.2歳で、前回2022年を1.5歳下回った。最年長は自民党の鈴木宗男氏の77歳、最年少は国民民主党の奥村祥大氏の31歳だった。奥村氏に加え、日本維新の会の新実彰平氏(36)、参政党の中田優子氏(35)、チームみらいの安野貴博党首(34)の4人は初の平成生まれの参院議員となった。
政党別の平均年齢は日本保守党と社民党が69.0歳で最高齢。れいわ新選組の58.7歳、自民の58.6歳が続いた。新たに政党要件を満たしたチームみらいを除き、最も若かったのは公明の48.1歳。世代別では60代が最多で、32.0%を占めた。
当選回数の最多は自民の橋本聖子氏の6回。初当選は62人で、当選者の約半数を占めた。
世襲候補を(1)父母、義父母、祖父母に国会議員経験者がいる(2)3親等内の親族に国会議員経験者がいて同一選挙区から出馬した―のいずれかに該当するケースと定義した場合、今回参院選では13人中6人が当選。内訳は自民3人、立憲民主党1人、無所属2人だった。世襲候補の当選率は46.2%で、全体の当選率23.9%を上回った。