危険な暑さの北海道 北見で39℃を観測 7月の北海道の最高気温の記録を更新

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2025年07月24日 15:50  日本気象協会

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日本気象協会

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今日(24日)の北海道は内陸を中心に広い範囲で今年一番の気温となっており、最高気温が観測史上年間を通して最も高い記録となった地点もありました。明日(25日)にかけてが暑さのピークで、内陸では猛烈な暑さとなる可能性があります。週末以降は暑さのピークは過ぎますが、湿った空気や雨の影響で、蒸し暑くなる日が多くなるでしょう。体調管理に十分に注意して下さい。

7月の道内の最高気温を更新 道東方面を中心に記録的な暑さに

今日(24日)の道内は強い日差しのもとで、気温が上昇し、道東方面を中心に危険な暑さとなっている所があります。午後3時までの最高気温が、道内で最も高くなったのは、北見で39.0℃で、北見としては統計史上、年間を通して最も高い記録となりました。また、これまで7月の北海道で観測された最高気温の中で最も高い気温は、2021年7月31日の上川地方旭川市江丹別で観測された38.4℃のため、7月の道内の最高気温の記録を更新することとなりました。

その他の主な都市では、いずれも午後3時までに観測された最高気温が、札幌で35.3℃、紋別で36.5℃、帯広で38.2℃と、いずれも今年一番の暑さとなりました。北海道の中でも、比較的涼しいイメージのある釧路でも、31.2℃を観測しました。昨日(23日)も30.4℃と真夏日となった釧路では、7月としては統計史上初めて2日連続での真夏日となりました。

暑さのピークは明日(25日)まで その後は暑さの質が変わりそう

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明日(25日)にかけてが道内の暑さのピークなりそうです。明日の最高気温は40℃近くまで上がるなど、今日ほどではなくても、北見や帯広など道東方面の内陸では35℃くらいと、猛暑日となる見込みです。その他の地域でも広く真夏日となり、札幌でも34℃と、平年より7℃も高い気温が続くでしょう。引き続き熱中症に注意、警戒して下さい。

土曜日(26日)には予想最高気温が全般に27℃前後と、平年よりも高い気温ではありますが、30℃以上の真夏日となる地点は少なくなるでしょう。その後は、沿岸で26℃くらい、内陸で30℃前後と、猛烈な暑さとなることはなさそうです。しかし、週末には広く雨が降ることや、全般に湿度が高くなるため、カラッとした暑さから、ムシムシとした蒸し暑さへと、暑さの質が変わっていきそうです。

熱中症にならないための対策 症状があれば適切な処置を

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今日午後3時現在、北海道の網走、北見、紋別地方といったオホーツク海側、そして十勝、釧路、根室地方を含めた道東には熱中症警戒アラートが発令されています。これまでの北海道で経験したことのない危険な暑さとなっているため、道東方面を中心に熱中症に厳重警戒して下さい。

こまめな水分、塩分補給はもちろん、エアコンや扇風機などを適切に使用し、涼しい環境で過ごす、周りの方々と声を掛け合いながら、体調に異変がないかを確認するようにして下さい。頭痛や身体のだるさなどを感じたら、すでに熱中症になっている可能性もあるため、医療機関を受診するなど適切な処置を行って下さい。

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